金曜日、久しぶりに有休をもらい、朝から奈良散策へ。
最初の目的地、近鉄奈良駅界隈の漢國(かんごう)神社。無料駐車場があるとのことでしたが停める場所がいまいち分からず。
とりあえずここでいっか、と最寄りのコインパーキングに入ったところ、これが大ビンゴ。EV車の普通充電が出来る設備がありました。おっしゃ!ここに繋いでおけば帰る時は100%充電や!これは幸先良いぞとホクホクしながら、改めて神社へ向かいました。
大きな通りに面した所に鳥居があります。
そこから進むと、表門。
表門の装飾をよく見ると、アクロバティック獅子。素晴らしい。
門の向こうは…桜がお出迎え。一瞬で清々しい空気感に。
お掃除中の神職さんにご挨拶して、手水舎へ。水神様がお祀りされていました。
主祭神は、大物主命、大己貴命、少彦名命。
創建は、推古天皇元年(593年)。古社!
狛犬さんたち。いいお顔〜。かなり好きです。
大神君白堤(おおみわのきみしらつつみ)が、勅命を受けて、大物主命を勧請。更に養老元年(717)に藤原不比等が大己貴命と少彦名命を合祀。
「おおみわのきみ」ということは、桜井市の大神神社関係なのでしょうか。
古代は、春日率川坂岡社と称していたそうです。
桃山時代に造営された本殿を囲む彫刻。
本殿の背後には山吹の花が咲いていました。
葵神社。私は最初「葵…賀茂系の神社?」かと思ったのですが、御祭神は東照大権現。徳川家康公。そうか、そっちの葵ね。
境内には宝物としてレプリカの鎧もありますので、徳川家とも由来があるようです。
林(りん)神社。
室町時代のはじめ、中国から渡来し、日本に初めて饅頭を伝えた林浄因(りんじょういん)をお祀りしています。
狛犬さんたちの奥にあるのは…お饅頭ですね!
狛饅頭と言うべきでしょうか。
4月19日の命日には、恒例の饅頭まつりが開催されます。この日は12日だったので、1週間ずれてたらおまつりに参加出来たかも。
境内、右手が手水舎で、左手にある赤い鳥居が源九郎稲荷神社です。大正期に山のお寺から勧請されたとのことですが、ルーツは大和郡山市の源九郎稲荷神社かな。
美しく整えられていて、最初、表門を入った時に目に入ったのがこちらのお社の狛狐さんでした。
漢國神社にいる間、地元の方が数人お参りに来られていました。皆さん静かにお社を巡拝されていました。
大きな通りの近くですが、とても静かで落ち着いた雰囲気で、桜が咲いている柔らかな色彩も相まって、個人的にとても爽やかな気持ちになりました。
朝日が差し込む参道の向こう、地元の猫ちゃんが横切りました。
「あ、猫ちゃんや!」と思わず走り出しそうになりましたが、追いかけると逃げちゃいますよねー。
さて、ここから次の目的地へ!