春の七草。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。
七草粥でいただきました。
午後、西京区の大原野神社へ。
実家の氏神様である神社に新年のご挨拶。
三が日は大行列で大賑わいですが、今日は落ち着いていました。
西山連峰のひとつ、小塩山の麓に鎮座。
延暦3年(784年)創祀の古社。別名、京春日。
桓武天皇による長岡京遷都の際に、藤原氏の氏神である奈良の春日大社から御祭神を勧請。最初の分社と言われています。
鷹狩を行っていた大原野にお祀りされました。
鯉沢の池の向こうに、境内社の若宮社。修繕されたのかな。拝殿が新しくなっている。
大河ドラマ「光る君へ」に因む案内板。
紫式部は藤原氏出身で、大原野神社を崇敬していました。福井県にいた頃に、
ここにかく 日野の杉むら 埋(うず)む雪
小塩の松に 今日やまがへる
という、京都を懐かしむ歌を読んだのだとか。
参道の先に拝殿が見えてきました。
鹿の手水舎も新しくなっています。
ここ数年、境内の整備がなされていて、景観が随分すっきりしたなーと、ここで手を洗いながら思いました。生まれ育った地域の神社が発展してくれることは、とても嬉しいです。
拝殿前。向こうに春日造の本殿の千木が少し見えています。
新年のご祈祷が行われていました。
御祭神は、武御賀豆智命、伊波比主命、天之子八根命、比咩大神。
狛鹿さんたち。
振り返ったところ。
右手で焚き火の煙が上がっています。
はずれ無しのくじ付き福豆。
かっぱえびせん貰いました。
今年の大絵馬。
秋の祭事の神相撲の時に使われる土俵。
ここも昔は木々の中にあって、鬱蒼とした雰囲気でしたが、随分スッキリしましたね。
大原野神社から自宅への帰途、珍しいものを見ました。刈り入れの終わった田園の畝の上、ススキなど草木に包まれて、黒紋付袴姿の花婿さんと、白無垢姿の花嫁さんが佇んでいました。カメラマンや係員さんがいたので、結婚の前撮りのようでした。
へー、ここで撮るんや。背後に広がる小塩山と、冬の田園。素敵やん!と思わず笑顔になりました。