yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

祇園祭 前祭演奏

大阪北部地震、西日本大雨と、災害続きの1カ月間であったが、なんとか無事に、7月15日。
祇園祭、前祭、宵々山。

毎年恒例の八坂神社石段下界隈での野外演奏。
38℃超えの熱波の中、約3キロの三味線を抱え、夕刻、祇園に着く頃には、すでに浴衣は汗だく。冷蔵庫から出したペットボトル状態。
八坂神社にお詣り。

古い粽(ちまき祇園祭期間のみ販売される厄除けのお守り)を納め、新しい粽を購入。これを玄関の高い所に飾るのだ。

集合場所で準備を終え、歩行者天国となった四条通りへ。まだ日は西空に有り、湿気を含んだ高温で、あっという間に、更に汗が噴き出す。
スタンバイ中、八坂神社から鉾町へ戻るお稚児さん?の行列。酷暑の中、着物を着て頑張って歩いています。エライ…。でも熱中症にならないか、本当に心配。


ステージ演奏。これは別枠の「だるま商店」ライブペインティング。演奏団の三味線リーダーがこちらでも活躍中。


我々も、おねり歩きやステージを終えたものの、あまりの暑さで熱中症の団員が出た。事なきを得たものの、やはり今年の暑さは厳しかった。


7月16日、宵山の夜。
夕刻、演奏のため、市内を原付で北上。途中、孟宗山の山鉾横で赤信号。急いでパシャリ。

烏丸通り「まんがミュージアム」で開催された地域のお祭りでのおねり演奏&ステージ演奏。数年後に200年ぶりの復活を予定している、祇園祭りの山鉾の一つ「鷹山」の保存会による祇園囃子演奏が披露される。
我々は、昨年から、その前座として賑やかしをさせてもらっている。
保存会の方々と楽屋がご一緒だったので、立派な桐の箱に収められた太鼓や鉦を遠巻きに拝見。大人と子どもたちが、真剣に紐などを調整している姿を見ていると、「歴史を継承していく」生の姿がそこにあって、ぞくぞくしました。

お赤飯と麦茶をいただきます!


音合わせの最中、門川大作京都市長が楽屋訪問。皆、小声で「シチョウ」「シチョウ」「シチョウ」と言い合い顔を見合わせる。初めて間近で見る門川市長でした。

おねり歩き演奏は、御池室町あたりをスタート。途中、オサレなカフェバーでお茶やビールをご馳走になったり、スコーン屋さんがスコーンを差し入れてくれたり、大変お世話になりました!
演奏しながら、ぞろぞろと進む内に、地域のご家族や子供たちが後ろについて来てくれて、列の最後尾で演奏していた私の耳には、子どもたちの「たのしいね!」「おはやし!おはやし!」という弾んだ声が聞こえて、ハーメルンの笛吹き(と三味線)のような気持ちになりつつも、15日の八坂神社石段下の時とはまた違う空気感があり、別のやり甲斐を感じました。

隊列はそのまま、ミュージアムの野外芝生広場へ。ミュージアム吹き抜けにある、手塚治虫先生の巨大な火の鳥を背景に、ステージ演奏スタート。芝生には、皆さんが思い思いのスタイルで、立ったり座ったり、子どもたちは駆け回ったり寝転がったり、可愛い浴衣の女の子が、何度もニコッと笑いながら近づいてきてくれたり、演奏に聴き入り、その場を動かない子もいて、非常に可愛かった。とてもアットホームな暖かさというか、子どもたちからパワーを分けてもらった空間だった。

鷹山のお囃子の方々は、皆さん山鉾の地域の住民。まだ小さな男の子から、人生の苦楽を知る壮年男性まで、揃いの浴衣(白と藍、鷹の羽が舞うデザインで、これがスコブルかっこいい!!)で、祇園囃子を演奏。
舞台に向かう鷹山のお囃子連の方々。ピシーッとした浴衣姿の殿方は、とっても素敵ですな。


演奏のあいまに、お祭りにやってきた子どもたちに、祇園囃子の鉦のたたき方をレクチャーされていた。文化継承として非常にいいですね。大きくなったらお囃子に参加したい!と興味を抱く子も出てくるかも。

まだまだ続くお祭りの熱気の中、私たちはお先にお暇し、翌日に向け体力温存。


7月17日、神幸祭
昼間、前祭の山鉾巡行。山鉾は街中を周りながら、ケガレをその身に封じ込めていく。そして巡行が終わると、ケガレが出て行かないように、素早く解体される。
夜、山鉾巡行によって、清められた街の中を、八坂神社からやってきたお神輿が回る。

仕事を早退し、大急ぎで支度を整え、お祭りムードむんむんの祇園へ。夕方から交通規制が始まり身動きが取れなくなる。それまでに移動しなくてはならない。
八坂神社前は、間も無くやってくるお神輿見物の人々で、すでに人だかりが出来つつあった。

お稽古場に到着し、三味線の調整。数人の団員たちが、別の場所に置いている太鼓などの楽器を運びに行った。
仕事で遅れてきた太鼓方さんと一緒に、花見小路へ向かう。四条通りは交通規制が始まりつつあり、警察による整理が行われ、沿道は人の山。お祭りシーズンは、タイミングによってはその場から動けなくなるので、移動も要注意なのだ。
「もしここで足止めくらったら、諦めてかき氷でも食べやなしゃーないな」
等々、もそもそ話しつつも、無事に青信号で横断。

花見小路にある、素敵なお店から、毎年演奏依頼をいただく。お得意様だ。ありがたい。
18時頃から19時までの間、花見小路へ近づいてくるお神輿の「ホイットー、ホイットー!」の男衆の掛け声が聞こえてくる。私たちは出番までは外に出ないことにしているので、楽屋の中でお神輿が過ぎて行く雰囲気と音、声などを聞いて静かに楽しんだ。
演奏はなんとか無事に終わり、ホー、と息をつきながら花見小路へ出る。

三日連続ということで、なかなかのバタバタ具合だったが、おかげさまで祇園祭を満喫できました。7月中は、あと何回か演奏予定があるが、前半戦?はひとまずひと段落。
しかし、京都の暑い夏は、まさにこれから。