yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

萬福寺〜魚と卍字とほうじ茶パフェ

お堂とお堂は、回廊で繋がっています。雰囲気がいいですね。雨の日も傘なしで移動できそう。

f:id:yukix03:20200916211118j:image

 

斎堂と売店のある方向へ。

f:id:yukix03:20200916211138j:image

斎堂前にある開版(かいぱん)。
私のフワッとした前知識「大きな魚の何か」がこちら。予想以上に大きい。

f:id:yukix03:20200916211158j:image

腹を打ち、日常の行事や儀式の時報を告げる時計の役目。


この口元の玉。

f:id:yukix03:20200916211355j:image

職場の休憩時間に、虚空を見つめながらセブンイレブンのフルーツ飴をなめようと口に運ぶ己の顔を見るようですが……これは今から玉を食べようとしているのではなく、吐き出そうとしているそうです。
この玉は、三毒(むさぼり、怒り、愚痴)の固まりで、人間の心の奥底を表現したもの。玉を吐き出しやすいように腹を打ち、心の戒めとするのだそうです。

 

なんかもう、己のお腹を打たれているような気持ちになる(笑)。今回の参拝で私の中の三毒を吐き出せていることを願います!

 

こちらは雲版(うんぱん)。
雲の形をした法具で、主にお堂への出頭を促す合図を送るもの。火事除けの意味もあるそうです。

f:id:yukix03:20200916211429j:image

 

生飯台(さばだい)。お坊さんが食事を取り分けて、餓鬼に供するとされているそうです。

f:id:yukix03:20200916211622j:image

 

さて、売店で数量限定のアイスコーヒーをば。

f:id:yukix03:20200916211642j:image

こちら、アイスコーヒーを凍らせた丸い大きな氷が入っていました。開版の玉を表しているんですね(^ω^)

f:id:yukix03:20200916211655j:image

アイスコーヒーを飲んでいると、徐々に参拝者が増えてきました。皆さん、楽しそうに開版を眺めたり写真を撮ったりしています。通路脇の水たまりでは、数匹の雀がパシャパシャと水浴びをしていました。

f:id:yukix03:20200916211813j:image

 

売店横に、松ぼっくりご自由にコーナー。

f:id:yukix03:20200916211832j:image

その先に黄龍閣という建物があり、仏様がお祀りされていたのですが…。

f:id:yukix03:20200916211852j:image

いずれも中国の神様?仏様?のようです。
お名前が書かれていますが、ほとんど分かりません。
左上の厨子の中に三面大黒天。中央下あたりの顔が赤い三国志チックな方が関聖天君ではないかと。

中央最奥の大きな金色の尊像ですが、思わず学天則かと思いました。判る人はピンと来ると思いますが、こないだamazonプライムで久しぶりに「帝都物語」を見たもので。

 

法堂。この奥に徳川将軍を祀る威徳殿がありますが、これ以上奥へは行けない模様。

f:id:yukix03:20200916212018j:image

 

法堂の匂欄。卍字くずしの文様。

f:id:yukix03:20200916212039j:image

 

叩かれた跡でしょうか。擦り切れた感じが年月を感じます。

f:id:yukix03:20200916212053j:image

 

曲がっていく回廊と緑の感じがいいです。

f:id:yukix03:20200916212303j:image

 

開山堂。開祖である隠元禅師をお祀りするお堂。
インゲン豆は隠元禅師が日本にもたらしたものなんですね。

f:id:yukix03:20200916212320j:image

こちらの匂欄は卍字。

f:id:yukix03:20200916212334j:image
遠い昔、明朝の時代に日本にやって来られて、祖国の地に戻ることなく仏教とインゲン豆(だけでなく他にも色々あるそうです)をもたらして下さったのか…すごいことだなと思います。

見どころと情報量が多くて、このあと、久しぶりに世界遺産平等院に行く予定でしたが、もうここでお腹いっぱいになりました。大満足です。

f:id:yukix03:20200916212531j:image

 

せっかく宇治に来たので、お茶系のスイーツをば。
JR宇治駅近くにある「伊藤久右衛門」。

f:id:yukix03:20200916212443j:image

お昼前なので、他のお客様方が茶そばやかやくごはんなどを召し上がっているなか、ほうじ茶パフェをオーダー。

f:id:yukix03:20200916212459j:image

ほうじ茶ゴーフレット、生クリーム、白玉、ほうじ茶ゼリー、寒天、ほうじ茶アイス、バニラアイスといった面々で構成されていました。

普段、なかなか外でパフェをいただく機会がないもので「上から順番に攻めていいんですよね」と自問自答しながら、美味しくいただきました。

 

また機会をみて、宇治界隈を歩いてみたいと思います。

f:id:yukix03:20200916212400j:image

萬福寺〜布袋さんと羅漢さん

本日はお休み。
数日前から、「16日はどこへ行くか」と迷い、いくつもの選択肢を考えていました。
前夜に「鞍馬寺にしよう」と決めて床についたものの、当日の朝に「やっぱり宇治」と変更。
宇治市の仏閣をいくつか回るつもりで、まずは車で萬福寺へ。

 

長岡京市からは、車で約30分かかるかどうかくらいの距離。宇治橋のあたりは観光地ですが、あまり行く機会がありませんでした。10年くらい前に、友人らと遊びに来た以来です。

 

萬福寺がある京阪およびJR黄檗(おうばく)駅界隈は、現在は大阪在住の年の離れた実姉が嫁に来た所で、当時まだ小学校高学年だった私は、姉のところに遊びに行くべく、よく黄檗駅を利用しました。
その時に「この近くに、萬福寺という有名なお寺がある」という事は知っていました。しかしお参りすることはなく時が経ち…ウン十年経ってようやくやって来ました。

 

確か、ちょっと中国様式で、大きな魚の何かがあるお寺…といった、ふんわりした記憶のみでやって来ました。
総門前。すでに、ここで日本のお寺の感じとは違う建築様式なのが分かりますね。

f:id:yukix03:20200916205816j:image

放生池を右手に見ながら参道を歩くと、三門が現れます。ここで入山料を払います。

f:id:yukix03:20200916205831j:image

禅宗である黄檗(おうばく)衆の大本山
江戸時代1654年、中国福建省から渡来した隠元禅師が後水尾法皇徳川将軍家綱公の崇敬を得、1661年に開創。

 

平日の朝ということもあり、お参りの人影は見当たりません。
やったー。いま貸切や!とウキウキしながら進むと、左手に蓮の鉢が沢山ありました。品種らしき名前が書かれています。「酔妃蓮」や「爪紅」はいかにもな感じですが、中央手前の「ヘリ基地」が気になります。

f:id:yukix03:20200916205854j:image


天王殿が近づいて来ました。

f:id:yukix03:20200916205909j:image
参道の菱形の石畳は、龍の背を表しているそうです。この時は何も知らないので、「菱形とか変わってるー。おもしろー」と心の中でキャッキャしながら歩いてました。

 

天王殿。寺の玄関として設けられています。
中国では一般的な建て方で、弥勒菩薩の化身である布袋尊、韋駄天、四天王をお祀りしています。

f:id:yukix03:20200916205928j:image

萬福寺の建造物の伽藍配置は、中国の明朝様式を取り入れたもの。創建当時の姿をそのまま残す寺院は、日本国内では他に例がないそうで、国の重要文化財に指定されています。

 

こちらのお寺は、写真撮影OKのようです。というわけで、撮影させてもらいました。
日本最古、都七福神布袋尊

f:id:yukix03:20200916205956j:image

お参りしながら、誰も来ないのをいいことに「なんかやっぱり日本の雰囲気やないなぁ。中国やなぁ」
と小声で呟いてました。
それもそのはず、この布袋尊は、日本の仏師ではなく、当時の明国から范道生(はんどうせい)という仏師を招き、造像されています。

 

ここで、布袋さんといえば、こないだ八大神社に行った時に、道端の建屋に恰幅のいい布袋さんの石仏がお祀りされてたなと思い出しました。
思わず「あー!また会いましたね」と思ってしまいました。

 

左右には四天王像。

f:id:yukix03:20200916210027j:image

 

布袋さんの背後に、韋駄天像。こちらも范道生さんの作。
これはまた立派でカッコいい。

f:id:yukix03:20200916210046j:image
真ん中より少し左よりくらいで足を止めると、ジッと韋駄天さんに見つめられる角度となります。
心情的に、「足が遅いらしいなオマエは。足が短いのか?ん?」と大真面目に心配されたような気持ちになり、「スイマセン…なんかほんとにスイマセン」と己の足の短さを思い知らされる恥ずかしい乙女の心地になりました(笑)
それはまぁ冗談として、とにかくかっこいい仏様でした。

f:id:yukix03:20200916210113j:image

 

天王殿の奥に、本堂にあたる大雄宝殿があります。

f:id:yukix03:20200916210130j:image

ドーーーン!
と効果音をつけたくなります。

f:id:yukix03:20200916210144j:image
最大の伽藍。日本で唯一、最大のチーク材が使われています。

 

正面回廊前。大きな円窓が独特。そして天井も黄檗天井という様式。丸ッとした感じがかまぼこの形みたいですね。

f:id:yukix03:20200916210200j:image

 

正面の香炉。鮮やかな水色がエキゾチック。

f:id:yukix03:20200916210228j:image

 

ご本尊。中央は釈迦牟尼仏
両脇侍は迦葉と阿難の二尊者。

f:id:yukix03:20200916210250j:image

 

左右には、十八羅漢像がずらり。范道生さんの作。

f:id:yukix03:20200916210307j:image
f:id:yukix03:20200916210310j:image

こちらの羅漢さんはいずれも興味深いのですが、特に「!」となるのがこちら。

f:id:yukix03:20200916210327j:image

羅睺羅尊者。自らお腹を割いたその中には仏様が。
なんか、ぴょん吉(byド根性カエル)みたいになってますけど…と罰当たりなことを思ったりもしましたが、いやこれは素晴らしい。タイミングによっては、様々な博物館にも出張展示される事もある尊像とのことです。間近で、しかも写真まで撮影させていただけて、ありがたかったです。

 

伽藍の外から漏れ入ってくる日の光が柔らかくて、癒されるようなお堂でした。

f:id:yukix03:20200916210356j:image

続く!

 

駅前のサラダパン

ようやく、朝晩が涼しく感じられるようになってきました。
最高気温が30度を行ったり来たりするくらいになり、ようやく猛暑が終わったのだ!と喜んでいます。


滋賀県の名物のひとつに、「つるや」のサラダパンというものがあります。
マヨネーズで和えた刻みタクアンをコッペパンに挟んだものです。滋賀県のスーパーなどはもちろん、高速道路のSAで売ってる時があります。

かつて、職場の同僚さんが買ってきたのを一口もらったことがありますが、違和感はなく、なかなか美味しかったです。


今日、駅前のパン屋さんにて、サラダパンを発見。
ご当地フェアか何かのようで、期間限定もの。
コールスローと、マヨネーズ刻みタクアンがコッペパンに挟まっている様子。
思わずトレイに取り、いざ、帰宅して実食。
在宅ワーク中の主人ネコ男氏に「サラダパンやで。半分いる?」と聞くと、「コイツ晩飯前に何嬉しそうにパン食うとんねん」と言いたげに一瞥し、「いや、いらん」と断られました。
というわけで、堂々と一人で頂きました。

 

f:id:yukix03:20200914214600j:image
非常にわかりづらい写真ですが、真ん中の切れ目に、キャベツのコールスローと、マヨネーズ刻みタクアンが入っています。


一口かじると、けっこう強めのタクアンの味。
そして、コリッコリッとした食感。
あわてて「待って待って」と後を追ってくるコールスロー
酸っぱいかもしれぬと思ってましたが、タクアンの味が濃く酸味は感じません。

 

うん。タクアン、コールスローコッペパンをひとつにまとめるのが、マヨネーズですね。マヨネーズの存在は重要。
個人的な好みでは、もう少しマヨネーズ感があってもいい気がするのと、タクアンの塩味がもう少し弱めだといいかも。


しかしマヨネーズが多すぎるとくどくなるし、タクアンの塩味が薄すぎると何が主役のパンなのか分からないので、分量が難しいですね。


なんか、クセになる味です。小腹が空いた時にちょうどいい。
これタクアンのかわりに、柴漬けでやってもいけるかも。
自宅でいつかやってみようと思います!

カラフル大福

通勤途中の駅構内に、期間限定で、スイーツ系のお店が出店するブースがあります。
乗り継ぎの途中なので、いつもは流し見する事が多いのですが、今日はどうも気になって立ち止まり、購入しました。

 

滋賀県発の「iroHA(いろは)」。カラフル大福。

f:id:yukix03:20200911175240j:image

集合写真風に中身を紹介します(笑)。
上段左から、みかんヨーグルト、チョコ。
下段左から、チョコバナナ、マスカット、夕張メロン


ショーケースの中には、様々な美しい色あいの大福がズラリと並んでいました。
他に、こしあん、あずきホイップ、クリームソーダ、いちごミルク、ずんだ、などなどなど…。
好みでチョイスした結果、似た色ばかりになりました。暖色系?
全て税込108円。小ぶりなサイズなので、色々試すことが出来そうですね、

 

そして帰宅して、マスカット大福を食べてみました。
実はてっきり「マスカット一粒中に入ってるやつかな」と勝手に想像してたら、そうは問屋が卸さない(笑)。このお手軽なお値段ですからね。マスカット味の餡でした。マスカットの爽やかな甘みが美味しいです。

 

私が店頭で買ってる間、ハッと気づくと、後ろに若い20代ぽい女性や、女子中高生が並んでいました。
手が届きやすくて見た目も可愛いので、こういうのをきっかけに和菓子が好きになる10代の子たちもいるかもしれませんね。

 

雨後の向日神社

JAバンクのキャラクター、ちょリス。
なんか好きなんです。

f:id:yukix03:20200907112833j:image

それはさておき。

先日、実母の介護関連の手続きの為、京都市内の市役所へ行くべく、休暇を取りました。

 

朝イチで出かけ、市役所へ行くと、思いのほか空いていました。そしてあっという間に手続き終了。

たまたま年休を取っていた主人ネコ男氏から「午前中に戻ってこい。車使うから」と言い渡されていた私は「まだ9時半やし、どこか神社とか行けるかな」と、帰途ルート上、通りかかる行きつけの向日神社にお参りに行きました。

 

参道。途中に生活道路があるので、徒歩の人はもちろん、自転車やバイクも通ります。
石畳の先に駐車場があるので、車の時は特に気を使いながらゆっくり走ります。

f:id:yukix03:20200907113147j:image


ちょっと前に、テレビの番組で向日神社が特集された時、画面の前で、まるで親戚がテレビのドキュメンタリーに出たような気持ちになりました(笑)
「あー、そう、そこ映して!拝殿の中!ええな〜板間の感じがたまらんなぁ」と大興奮で、後になってちょっと自分が恥ずかしいくらいでした。

f:id:yukix03:20200907113209j:image

地域のおじいさんやおばあさん、お子さん連れのママさん、地元の方々が静かに参拝に来られていました。


狛犬さんを撮影。「ガッハァ」と開いた口が笑っているように見えて好きです。

f:id:yukix03:20200907113307j:image

 

本殿裏の大樹。

f:id:yukix03:20200907113323j:image

 

本殿脇の石畳の道。ここで、ドラマ「百合麟太郎」の吉川晃司さんが、弓を射っていました。確かに絵になる。

f:id:yukix03:20200907113341j:image

 

境内社である御霊神社の中から。
大きな木が見事に枝を広げています。

f:id:yukix03:20200907113356j:image

 

何度も向日神社に来ていますが、今回初めて境内のお稲荷さんにお参りしました。

f:id:yukix03:20200907113411j:image
奉納された真っ赤な提灯が綺麗な、勝山稲荷神社。

落ち着きのある社殿。左右の狛狐さんの前掛けが、カラフルでオシャレ。

f:id:yukix03:20200907113427j:image
私がいる間も、数人の方が参拝されていたので、地元の方に愛されているんだなと思いました。

 

奥の方へ続く道があり…。
前日の雨で足元がぬかるんでおり、「おっとぉぉ」とズリュッと滑りました。危ない危ない。

f:id:yukix03:20200907113444j:image

 

勝山稲荷神社の奥、少し小高い場所にある元稲荷神社。

祠には石造りの立派な狛狐さん。陶器の白い狛狐の像が所せましと並べてられていました。

f:id:yukix03:20200907113512j:image
勝山稲荷の奥宮にあたるのかも。

由緒によると、勝山稲荷神社は、江戸時代の1711年に創建されたそうです。
最初は、元稲荷古墳という、現在は神社裏手の公園になっている前方後円墳後円部の上にお祀りされていたとか。その後、古墳前方にあたる現在地に遷座されたそうです。

 

じゃあ、この元稲荷神社が、そもそも古墳の上にお祀りされていたのか?…と思うと、「え、それってめっちゃ古くない??」と改めてビックリしました。

 

古の時代のことで、今の我々には正しい変遷は想像するしかありませんが、途方もない時間の流れに、ただ情景に似た思いを抱いてしまいます。

 

いつ来てもスッキリした気持ちになれる向日神社でした!

 

 

六孫王神社

博物館を出たあと、最後に1ヶ所行ってみようと思い、車ですぐそこの新熊野(いまくまの)神社へ向かってみました。
反対車線だったことと、駐車場があるはずの細い通りの先に侵入禁止の赤いコーンがチラリと見えたことで、「あれ?車行っていいの?あの細い道で行き止まりだったらこわすぎる」と思い…ここもパスしました。もう、その日はこういうのばっかりですね。

 

というわけで、念のため現地詳細を調べて、京都駅の南側、東海道新幹線の線路沿いにある、南区の六孫王神社に到着。
車に乗ったまま、鳥居の中へおそるおそる進みます。
「ええの?ええんやなホンマに!?」と強めに独り言をこぼしながら進みますと、鳥居に入った先の砂利の広場が、参拝者駐車場になっていました。そこからすぐに、二番目の鳥居。

f:id:yukix03:20200904211955j:image

清和天皇の孫である六孫王、源経基公が御祭神。
源氏三神社の一つ。応和3年(963)創祀とされています。京都16社巡りの一つ。

 

鳥居入ってすぐ右手に、陸称稲荷さん。

f:id:yukix03:20200904212034j:image

 

そのお隣に、誕生水弁財天社。

f:id:yukix03:20200904212052j:image

薄暗い建屋の奥に祠があり、コンクリートの階段を数段降りて参拝。

f:id:yukix03:20200904212108j:image

長子である源義仲公の産湯に使ったとされる井戸の上に祠が建てられたそうですが、これは2代目。オリジナル井戸は、東海道新幹線の線路の下に埋れて枯渇してしまったそうです。

 

神龍池の側に立つ小さな祠。おそらく竹生島神社かと。琵琶湖の竹生島から勧請された弁天様でしょうか。

f:id:yukix03:20200904212131j:image

御祭神の経基公は、西八条の池の龍神となって一族の繁栄を守るから、この地に我を葬れと遺言されたそうです。

なんかすごいなー。

だって、もしもですよ。主人ネコ男氏から「おい。俺は死んだら八条ヶ池(長岡京市にある長岡天満宮の池です)の龍になるからな」と言われたら、私だったら「はぁ…(視線を合わさず)まんが日本昔ばなしのオープニングみたいな?」とか言ってしまいそうです。

しかし経基公のお身内の方々や息子の義仲さんは、遺言を守り、ここに六孫王神社を建てたんですもんね。

 

石作りの太鼓橋の先に、拝殿が見えてきました。

f:id:yukix03:20200904213221j:image

 

手水舎。

f:id:yukix03:20200904213238j:image

 

ほとんどひと気はなく、真横の線路から新幹線の通り過ぎる音が聞こえてきます。

f:id:yukix03:20200904213316j:image

立派な唐門。右手に白い神馬像。

f:id:yukix03:20200904213335j:image

移転したり土地が縮小したりで、なかなか大変だったでしょうね。

f:id:yukix03:20200904213358j:image

春になると、桜が咲き乱れるそうです。

さきほどの太鼓橋は通称「恋の架け橋」というらしく、恋の架け橋の上から見る満開の桜は、さぞや美しいでしょうね。いいなぁ青春だな。

 

 

 

豊国神社再訪

八大神社のあと、東山七条の新日吉(いまひえ)神宮に行ってみようと思ったのですが、こちらも神社の前まで来て、駐車場が分からず…コインパーキングもよくわからず、「ま、じゃまた今度」と見送り。


博物館に行く予定だったので、博物館の敷地に隣接している豊国神社へ、一か月ぶりに再訪しました。
御祭神は豊臣秀吉公。

f:id:yukix03:20200904211245j:image

8月頭に来た時、ひょうたんが植えてありましたが、もうありませんでした。
なんだー。ひょうたん見たかったのに。
立派に育っていたので、もう収穫されたんでしょうね。  


この門の奥の方に御本殿があります。広くて遠いなー!

f:id:yukix03:20200904211310j:image

前回の参拝後、いつも行くお弁当屋さんでお弁当を買ったところ、今まで一度も当たらなかった「おかずのからあげプレゼント」が当たりました。
くじ運が絶望的に無い私は「やったー!!からあげ当たった!」と大喜び。これはきっと豊国神社の秀吉公のおかげかもしれんと思い、今回はお礼に来ました。
本殿の方からそよそよと風が吹いて、非常に気持ちよかったです。

 

向かって右側の敷地に、鐘楼がありました。

方広寺の敷地かもしれません。有名な「国家安康」の鐘でした。徳川家康公の怒りをかったという、昔、歴史の教科書で習った鐘。上部に文字が刻まれているそうですが、私にはよく見えず分からなかったです。

f:id:yukix03:20200904211336j:image
そして、やっぱり小学生の時の校外学習で、この鐘を見に来たな。と思い出しました。班行動で6人ほどのグループで、東山界隈を回るのですが、「これが家康が怒った鐘やて」「へー」みたいな感じで、学習のしおりなどを眺め「ハイ次。こっちは神社か。もう早く帰りたい」とやる気ゼロだった事も思い出しました。

大人になってからまた来るとはなぁ…しかも進んで。
鐘楼の周りをぐるりと一周。豊国神社の境内が見えます。手前は境内社のお稲荷さん。

f:id:yukix03:20200904211411j:image

 

さっきからチリンチリンと涼やかな音色が聞こえる。
はて、どこから?と豊国神社の境内に戻ると、手水舎にガラスの風鈴が釣られていました。風流でいいですね。

f:id:yukix03:20200904211427j:image

 

さらに手水が秀吉公スタイルというか、水瓶から管が伸びて、金色のひょうたんから水が出ていました。

f:id:yukix03:20200904211441j:image
うわ〜、凝ってる。神社の方が工夫して作られたんですね。

さて、こうしてお隣の博物館へ向かったのでした。