金曜日の仕事終わり、大阪の梅田へ。
北大阪急行の梅田駅に到着すると、当然ながら大都会だ。改札を出ると方向や位置関係がわからない。地下街を行き交う人の流れにおののきつつ、とりあえず地上に出る。
うわー。建物が高い!
もう何十年、京阪神に住んでいるが、我ながら、いい加減、梅田界隈の土地勘は持ちたいものだ。正面奥の方が、JR大阪駅方面。
Googleマップと睨めっこし、私の向かう方向はこちらのはず。
程なくして、なんとなく見覚えのある界隈にやってきた。数年前の送別会の時に来たことがある曽根崎だ。賑やかな商店街があり、お初天神こと露天神社が鎮座している。久しぶりにお参り。
境内は、都会の真ん中にあるということで、18時を過ぎても、なかなかの数の人がひっきりなしに参拝に訪れる。
本殿前。ライトアップされています。
先程は赤だったけど紫になったり。
手水の横に、このようなものが。噴水神盆。両手を充分に濡らし、心を落ち着けて、水盆の取っ手をサワサワすると、数分後に水がはじけるように踊り出す。というもの。
ほうほうと思い、やってみましたが、私のやり方が悪かったのか日頃の行いが悪いのか、水盆はシーンとしたまま。あまり長時間、一人でワシワシと水盆をさすってるのも何だか恥ずかしくなったので、諦めました。
顔出しもあります。
社務所。御朱印は17時まででした。残念。
こうして見ると、ビルの谷間にあることがわかりますね。
本殿の横にある水天宮。児童関連、水に関わる職種、交通安全にご利益があるとのことです。こちらもライトアップされてました。
お宮の中には、可愛らしい張り子や招き猫がいたりして、なんだか親しみやすい雰囲気。なんとなくここが好きだな〜と思い、参拝する方があまり来ないのをいいことに、由緒を読んだりゆっくりお宮の中を拝見したりしました。
舞獅子みくじ。踊ってました。
ライトアップしているせいか、数年前に来た時より雰囲気が違う気がする。賑わってました。
人形浄瑠璃「曽根崎心中」のお初と徳兵衛。ブロンズ像が飾られている。
手水もライトアップされてました。
中にも龍の手水。この大きな玉石?天然石?が、ビックリ。ちょっと触ると、クルクルクル〜と回転する仕組み。
開運稲荷社。商売繁盛や皮膚病の平癒にご利益あり。
境内から路地へ向かう通路。
路地を抜けて行きます。タイムスリップしたみたい。こういう路地裏が大好物の私は、あやしさ満載でウロウロぐるぐる探索。
いい感じのおでんやさんを発見。入ってみたいなぁ。大人のお店ですね。
御堂筋。すっかり夜。
今夜は、同僚さんらと「蕎麦屋で呑んで粋な大人の仲間入りをしようでないの」会。
というわけで、お初天神の路地裏にある「瓢亭」に到着。この店構え。想像以上に渋くて素敵。
私たちが中に入ると、2組ほどの先客あり。
店内は、時が止まったかのような空間。
ほどなくして、続々とお仕事終わりのサラリーマンや、カップル、会社仲間や、お一人の方などなど、さすがの繁盛ぶり。
蕎麦焼酎「峠」、ビール、日本酒「大信州」などを呑みつつ、うに乗せ豆腐、山芋とろろのりまき、蓮根の天麩羅、味噌漬け玉子などなど。これが日本酒に合う。あー、しみいる。
最後に、お店の名物である夕霧そば。
柚子の上皮を細かくおろし、石臼でひかせた白いそば粉を混ぜて打った蕎麦。近松門左衛門「廓文章」の吉田屋の夕霧太夫にちなみ、大阪の名物そばとして育つように、夕霧そばと銘々されたとのこと。
薬味と生卵入りのつけつゆにくぐらせていただきます。これが美味しいのなんの。
今度来るときは、この夕霧そばの天麩羅付きセットもいいな。
二軒目、東通り商店街の中にある「Distine」へ。ここは以前、友人安珍さんと来た事があるのだが、水タバコ(シーシャ)を吸う事が出来るカフェレストラン。
店内は中近東の雰囲気。バラライカを呑みつつ、マンゴーアップルフレーバーの水タバコを吹かす。
久々に遅めの時間まで梅田で呑んだり食べたり、同僚さんたちと楽しく過ごしました。
夕霧そばは本当に美味しかった。また行きたいな。