yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

大原野うろうろ、大歳神社

二日酔い状態の主人は正午前まで寝込んでいました。休みの日も6時頃には起床しているので、珍しい。よほど飲みすぎたんですな。
お昼ご飯はいらない…とのことなので、泉州水茄子のお漬物でご飯を食べて、駐輪場の更新と、用事のため実母の介護施設へ。
帰途、原付で実家のあった大原野界隈を軽くツーリング。
小塩山(おしおやま)。
数秒前まで畝の上に白鷺がいたんですが、当然ながら私が近づくと逃げてしまいました。

標高642m。小中学生の頃は、遠足コースであり野外学習の地であり夏季合宿の山でありマラソン大会ルートでもありました。
山頂までマラソンって、なかなかハードですよね。行きはほぼ登りやし。もちろん私は途中から歩いてました。しかし、中学校で同じクラスで一緒に行動していた友達が、毎年女子学年1位を獲っており(1年の時は違うかもだが)、えげつない体力やなと感動しました。


山頂は淳和天皇の遺灰を散骨した場所とされ、仏舎利があったんじゃないかな。大昔の記憶なので定かではありませんが。
昔読んだ本に、平安京を守護する磐座が、都の裏鬼門にあたる西山山中にあるという話が書かれていました。稲穂の向こうに古代ロマン。


度々野菜を買う、たなか農園さんの無人販売所。

おうちの前なので、たまに奥様や息子さんが「こんにちは」と挨拶して下さる時もあり。
今日はもう残り少なくて、茄子を1袋買って行きました。丸オクラ欲しかった〜。


大歳神社。
生まれてから今日まで数え切れぬほど前を通っていますが、お参りするのは初です。

創建は養老二年(718年)。平安京遷都以前からなので古社ですね。栢(かや)の社とも呼ばれています。

注連縄の御神木。



境内は綺麗に整えてられていました。


立派な拝殿。 
御祭神は大歳神。相殿に石作神、豊玉姫
大歳神は農耕生産、方除祈雨にも霊験ありとのこと。農耕に天候は重要ですもんね。地域の豊穣を祈る場所だったんでしょう。

石作神は、代々石棺を造っていた豪族の祖神で、垂仁天皇の后、日葉昨姫おかくれの時に石棺を献上し、石作大連公の姓を賜ったのだそうです。

狛犬さんたち。可愛らしい系かと。


拝殿向かった右手には境内社
天満宮、お稲荷様、春日社などなど。


境内社の方から見上げた堂々たる雰囲気の本殿。

近くにいる子どもたちの笑い声が聞こえて来ました。


本殿裏。
昔は沢山の栢が立ち並んでいたのかも。


この辺りから山の方へ行くと石作(いしづくり)町があります。御祭神の石作神と結びついた地名に、今更ながら興味深いな〜と思いました。

そして同級生で石作町に住んでた子は、遠足の道中にある山中におうちがあるので、帰りは一足先に「おうち前解散」してて、子ども心に「なんかカッコいい」と思ってました。通学は大変だっただろうと思います。


大歳神社にお参りした後に稲穂が実り始めた風景を見て、なんだかありがたい気持ちになりました。