午後、城南宮へ。
お久しぶりぶりの参拝です。
794年の平安京遷都に際し、都の安泰と国の守護を願い創建。平安城の南に鎮まるお宮という意味だそうな。
鳥居を入ってすぐ右手の建屋に、五色の幕が下がっていました。御神紋である「三光の御神紋」がありますね。太陽と月と星を組み合わせた、全国的にも希少なもの。
神楽殿。お正月は、ここで巫女さんが神楽舞をされるそうな。
参拝者は多いのですが、境内が広いので、混み合っている感はありません。
御本殿。こちらも御祈祷真っ最中。
御祭神は、国常立尊(くにのとこたちのみこと)を、八千矛神(やちほこのかみ)と息帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)と合祀し、城南大神とされています。
境内にいる間、御祈祷の祝詞がひっきりなしで続いていました。神職さんたちも沢山スタンバイされていました。ここは車のお祓いをされる方が多いので、新年明けということもあり、多いですね。
そんなわけで、有り難く御本殿内の御祈祷の様子を参拝しながら見せてもらったんですが、左右に随身の木造がありました。平安時代の随身の姿を再現しており、右の白髭の方は口を開け、左の若者は口を閉じていました。「あ」と「うん」形ということでしょうか。
御本殿の翼廊から、御本殿エリアにある末社摂社にお詣りすることができます。一瞬、ここ入っていいの?と迷いましたが、大丈夫でした。
中は写真撮影禁止です。
御本殿を左右から囲む形で、とても綺麗に整えられた空間でした。おー、こりゃすごいわ。と漏れ聞こえてくる祝詞を聞きながら、一周。
他の参拝者さんが「今のは何?」「お稲荷さんやで。次、春日社に行こう!」と、楽しそうに参拝されていて、つられてこちらも楽しくなりました(笑)
御本殿から境内を臨む。
境内の神苑へ。別料金です。
以前、梅の時期に来た時は、極楽か?と思えるような華やかな景色でした。
さすがにこの季節はシーーンとしてます。ほぼ貸し切り。
綺麗な小川。
梅の蕾が色づき始めています。梅シーズンは来月。楽しみですね!
落下椿。
神苑を進むと、御本殿の背後を回り込みます。この垣根の中に摂社末社が並んでいます。
今日は曇天ですが、お日様がぼんやり顔を見せてくれました。
綺麗な庭園を独り占め状態。
うむ。もしもこれが私の家の庭だったら…手入れとか大変だから、やっぱり見に来る専門につきるな!と思いました。
錦鯉のたまり場。
小さな祠がありました。
曲水の宴が行われる庭園。
雅ですね。
着物姿の吉永小百合さんが出て来そう。
お抹茶席があるお茶室。
真幡寸(まはたき)神社。
御祭神は、真幡寸大神と応神天皇。霊験あらたかで、朝廷からお供えがあったそうです。
芹川天満宮。
御祭神は菅原道真公。
鳥居横に「唐渡天満宮」とあります。菅原道真公が宋に渡り禅を修めたという、渡唐天神の信仰を物語っているそうな。
絵馬堂。
正面の絵馬、城南宮の御神紋に、祓い串の幣(ぬさ)と思われる絵柄ですね。なんか綺麗だなぁ。
三照宮社。
御祭神は天照大神。
こちらのお宮は、城南宮の正面鳥居のお向かいに鎮座しています。石段の途中から撮影。右手の手水舎のお水は、菊水若水という御神水。
城南宮は子どもの頃から来ていましたが、あまり細かい記憶がありませんでした。御本殿の周りにも摂社末社があると知りませんでした。
今日、じっくり回らせてもらい、色々と発見する事が出来ました。