伊吹山を発ち、主人の提案で多賀町の多賀大社に到着。
いつか来てみたいと思っていました。
駐車場にある観光案内所に、明智光秀公バージョンのとび太くん。多賀町から東に行ったところに、お屋敷跡があるのだそうです。
このとび太くんですが、湖東が発祥の地というだけあって、このあと近江八幡を抜けるときに、お医者さんバージョンや美容師さんバージョンなど色々見かけました。いいなぁ。
駐車場から多賀大社前までは、長閑な民家の間を抜けて行きます。
視界が開けると、多賀大社表参道絵馬通りに面した大鳥居。
御祭神は伊弉諾大神(いざなぎのおおかみ)と伊弉冉大神(いざなみのおおかみ)。
創建は上古とされています。
太閤橋。ものすごい反り具合です。
秀吉公がお母様である大政所の病気平癒のお礼に作られたとか。
御神門をくぐると拝殿が見えます。
棒とかロープは、夏の万燈会の用意かと思われます。
拝殿前。
さすが滋賀県の中でも有名どころ。
沢山の参拝者で賑わっていました。ひっきりなしにご祈祷が行われていました。
拝殿は広く大きく、沢山の提灯が華やかで、大変おおらかな雰囲気。
古事記によると、国生み後の御祭神が、琵琶湖を望む杉坂山にご降臨になり、多賀の地に鎮座されたとか。
ただし古事記以前に、一帯を支配した犬神氏の祖神をお祀りしていたとの説もあります。
「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢、お多賀の子でござる」という唄もあり、延命長寿、厄除け、縁結びの神様として多くの信仰を集めています。
参集殿のあたりは、ご祈祷を申し込む参拝者で行列が出来ていました。
気温が上がり、じっとしているだけで汗がじゃんじゃん出てきます。主人は休暇スペースでもある絵馬殿で一休み。その間に私は境内を探索。
神馬舎。右手に杓子形の絵馬がありますね。
元正天皇の病気に際して、当時の多賀大社の神職さんが強飯を炊き、しでの木で作った杓子を献上したところ治癒されたとのことで、縁起物とされています。
木彫りの等身大の白馬。
注連縄はありませんでしたが、御神木ちっくな杉。
能舞台。
拝殿向かった右側にも境内社エリアがありました。
真ん中にあるのは寿命石。
北参道。朱色の鳥居に幟が沢山。
緑と朱が映えます。
金咲稲荷神社。商売繁盛の神様。沢山の人が参拝に来ていました。
おお、奥に本殿の屋根が見える!すごー!と思い、お参り。
木立の中にあり、明るく清々しい雰囲気でした。立派なお稲荷様なのだと思います。ひっきりなしだった参拝者の姿がパタッと消えて、参拝中は人払い状態でゆっくり見せて頂きました。
このように、本殿のほぼ横に並んでいます。
ここから見ると、とても大きく迫力を感じました。
さて、絵馬殿のミストで涼んでいた主人と合流し、御神門前で一礼。
帰りは太閤橋を渡ってみました。写真で見るより角度がすごいです。私はへっぴり腰で渡るというよりヒィヒィ言いながら登る感じ。
太閤橋の上から御神門。すっかり晴れてます。
大鳥居の方向。表参道の糸切餅屋さんが見えます。
表参道絵馬通り。
糸切餅を買いました。飴細工みたい。
米粉のお餅にこし餡を包んだもの。
ほのかな塩味で、甘さ控えめの餡が入ってます。長く伸ばして糸で切るのだとか。
近江八幡の「ステーキ宮」にてランチ。
精進落としとばかりに肉々しい。
多賀町には多賀三社参りというものがあり、多賀大社、巨岩の磐座のある胡宮神社、犬上川のほとりにある大滝神社を回るのだそうです。
いつか機会があれば、他の2社もお参り出来たらいいなと思いました。