吉備津神社から車で10分ほどのところにある吉備津彦神社へ。別名、朝日の宮。
御祭神は大吉備津彦命。
桃太郎さん発見。犬、猿、雉のお供とともに。
正面参道。
神池に浮かぶ亀島の亀島神社。水の神様をお祀りしています。近くには古代祭祀場の環状列石があります。
拝殿が見えてきました。
混んではいませんが、参拝者はそこそこいて、先ほどの吉備津神社でも見かけた人が何人もいました。いずれも20代くらいの若者の一人旅っぽい。
吉備津彦神社と吉備津神社ともに、 当地を治めたとされる大吉備津彦命を主祭神に祀り、 命の関係一族を配祀されています。
大化の改新を経て吉備国が備前・備中・備後に分割されたのち、 備前国一宮として崇敬されました。
大化の改新を経て吉備国が備前・備中・備後に分割されたのち、
狛犬さんたち。
平安杉。樹齢1000年以上。昭和5年の社殿火災により半分が焼けてしまい、近年は幹の空洞化と老朽化が進み倒木の危険があった為、近年大手術が行われたのだとか。
この大杉に龍が宿るという伝承があります。
拝殿の入り口にかけられた額。「備」の字が独特。
七五三のご祈祷が始まろうとしていました。そういうシーズンですね。参拝を終え、右側エリアへ。
左側から順番に、拝殿、祭文殿、渡殿、本殿。
4つの社殿が奥へと繋がる姿は、とても美しかったです。
玉垣の奥が、本殿のあるエリア。
ぐるっと回って左側のエリア。
祭文殿と渡殿を繋ぐ部分は、トンネルのようになっていて通る事が可能。
境内後方に立つ吉備の中山には、 多くの古墳や古代祭祀遺跡が残されています。
桃太郎おみくじ。桃太郎の登場キャラクターがたくさん!
吉備の中山への登山口方向には、いくつかの境内社があります。
その中のひとつ、温羅(うら)神社。
あれれ?吉備津神社で鬼退治された御竈殿の伝承とはだいぶ違うな。
しかし伝承というのはそういうものなのでしょうな。
石段の上に、稲荷社がありました。
この辺りで最古のお稲荷様です。
ポカポカの日の光に照らされながら石段を登りました。
格式がありつつも、なんだか優しい雰囲気でした。
こちらは反対側にある子安神社。縁結びや子授け、安産の神様。
吉備津彦神社も吉備津神社も、温羅(うら) と呼ばれた、後に"鬼”と見立てられた氏族を平定し( いわゆる桃太郎の鬼退治伝説)、 この吉備の国を治めた権力者である大吉備津彦命が埋葬後、 神格化された神社なのですね。
大吉備津彦命もそうですが、実際の「鬼」とされた温羅は、どのような存在だったのか。歴史の伝承では悪者として扱われていますが、様々な側面や歴史の真実によっては、桃太郎伝説が裏返るようなこともあるのかもしれませんね。
とても古代ロマンあふれるお社だと思います。
拝殿で茅の輪を購入。自宅に飾っておきます。
神社を後にして、参道の鳥居前を車で通りかかった時、参拝を終えたらしき地元のおじいさんが歩いていました。
おじいさんは鳥居前で振り返り、被っていた帽子を片手で取って親しみのあるご様子で本殿の方へ挨拶されていました。
それを見て、本当に素敵な神社だなと嬉しくなりました、
さて、後は京都へ帰還。この日の夕方は義実家の家事へ行く予定なので、早めに帰りたい。
高速道路の吉備SAにてお昼ごはん。デミカツ丼。私はデミグラスがかかったトンカツが好きなので、美味しく頂きました。
更にマスカットソフトも。
途中、赤穂あたりで工事渋滞に巻き込まれつつも、15時頃には自宅に帰還。無事に帰着出来て本当にありがたかったです。
尾道で買ったもみじ饅頭スライム。このお店のオリジナル商品。
買う時は中身は分からないようになっています。ガチャみたいなものです。1個目、狙っていたサーモンが出て喜んだものの、まさか2個目も同じものだとは(笑)
倉敷で買った手拭い。国宝太刀無名一文字「山鳥毛」の装飾の虎だそうです。
店内の目立つところに飾ってありました。なんかいいなと気に入って購入。
今回のひとり旅、お天気も快晴に恵まれ、新たな発見も多くあり、とても良かったです!