yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

印象的だった神社・仏閣それぞれ3選2022

毎年恒例のやつです。

いずれの神社仏閣も素晴らしかった中で、私の中で印象に残った神社と仏閣を挙げております。

 

まずは仏閣編。
実のところ、今年は数えるほどしかお寺には行けておらず、再訪の所がほとんどです。2023年はまた新たな古寺巡礼をしたいものです。

 

 

三十三間堂(京都市東山七条)

 

京都国立博物館のお向かいにあります。
私事ですが、義父の生家がこの辺りにあり、何年か前に親戚一同で話し合い売ってしまったのですが、「せっっかくの東山区の好立地!もったいない〜!」と(口には出しませんが)今は思ってます。残しといてリフォームしてたら、徒歩で色々と行けたのにな。まー今さら仕方ないですね。

 

さて三十三間堂。無料駐車場の利用時間は40分です。毎回「40分ありゃ楽勝」と思ってお堂の中に入るのですが、毎回「エッもう40分になってしまう!!」と大慌て。私にとっては時間が驚くほど早く経ってしまう。

なんと言っても、お堂にズラリと並ぶ千体の金色の千手観音。千体ですよ千体。
圧倒的な数の力といいましょうか、溢れんばかりの浄土感です。


海外の方に人気の風神雷神も見応え有りですが、二十八部衆難陀龍王がちっちゃめの龍を抱っこしているお姿にホッコリします。

 


■狸谷不動尊(京都市一乗寺)

 

今年、特別洞窟内陣参拝に行って来ました。
山の中にあり、お堂へは沢山の石段を上がって行きます。狸谷という名に相応しく、沢山の信楽狸さんがいます。

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特別期間は、ご本尊の狸谷不動明王の間近に行ってお参り出来ました。この間近具合が凄くて、「わー、いつもより近いね」レベルではなく、「ち、近ッ!」とおののくほど近いです。なんせ内陣の中に入り、お像を目の前にするのですから。

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不動明王は大迫力の忿怒の形相を浮かべてらっしゃる像が殆どなのですが、こちらも玉眼の輝が凄くて、思わず「あれとかこれとかごめんなさい」と懺悔したくなりました。

神秘的な雰囲気も味わう事が出来て、京都の中ではついつい通ってしまうお不動さんです。

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金峯山寺(奈良県吉野山)

 

このところ数年おきに行ってます。
吉野山は見どころも多く小旅行感もあり、なんていうか「遠いところまで来たぜ〜ハッハッハッ」という喜びがありました。(高速使うんで大した走行時間ではないんですがね)

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国宝の蔵王堂のご本尊は、秘仏のため大きな厨子の中にいらっしゃるため、見ることは出来ません。しかし私の目的は、北東にある木造蔵王権現。個人的には「器が大きくて面倒見の良い豪放磊落な先生」みたいに感じています。造形が良いんですよね〜。

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そんなわけで、数年に一度はお慕いしていますとばかりにお参りに行きたくなるのでした。本当は年イチぐらいは行きたいんですがね。

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続きまして神社編。

 

吉備津彦神社(岡山県岡山市)

 

今年のひとり旅でお参りしました。
吉備津神社吉備津彦神社、それぞれ雰囲気が違ったように思います。私は吉備津彦神社のやわらか〜い空気感に感動しました。

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拝殿から本殿に至るまで4つの建物が縦に配置されており、とりわけ玉砂利の中に佇む最奥の本殿の雰囲気の清廉さが際立ち、ずっと眺めていたくなりました。

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京都に帰還してから、しばらくは吉備津神社吉備津彦神社の創建の由来や、桃太郎伝説の鬼とされる「温羅(うら)」について興味が湧きました。
謎の多い温羅と言う存在について、また岡山に行く事があったら今度は総社市の鬼ノ城にも行ってみたいと思っています。

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境内を後にし、車に乗って神社の正面鳥居に差し掛かった時に、参道から出て来たご近所の方らしきおじいさんが、振り返って被っていた帽子を脱ぎました。
そして本殿の方面に向かってパッと挙げた姿を見たとき、吉備津彦神社の御祭神とおじいさんの絆を見た気がして深く感動しました。

 


■玉置神社(奈良県十津川村)

 

いやー。やっぱり素晴らしかったんです。玉置神社。
もうね。行くのは大変です(キッパリ)。長岡京市から高速とか使ったら片道3時間半くらいですけども、行程の3分の2は山道なのです。
数年前に熊野三山を巡ったあとに、熊野本宮から玉置神社に入った時はそんなに大変さを感じなかったので、ルート的にはその方が良いのかもしれません。

玉置山を車で登り始めた矢先に、野生のイノシシと遭遇して危機一髪でした。あれは心臓ドキドキした。無事にやり過ごせてありがたいです。

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早朝の境内は参拝者も少なく、神秘的な古代の森の中を行くだけで、来て良かった!と思います。

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今回は玉置山山頂へも登頂しました。山頂に近づくにつれ傾斜は急になっていきますので、こなれたスニーカーかトレッキングシューズが安全かと。
山頂は風が通り抜け、空の雲が近くに感じ、赤とんぼが自分の周りをゆらゆら飛んでいて、とても気持ちよかったです。
この日は誕生日だったので、遠くの山々を眺め、大好きな神社に来る事が出来た事に感謝の念が溢れて来ました。
公共交通機関もないし、1000mの山なので通行止めもよく発生しますが、頑張って行く価値はある神社だと思います。

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吉野水分神社(奈良県吉野山)

 

吉野山の上千本にある神社で、お土産店や旅館、家屋が両脇に立ち並ぶ細い吉野山の道を登って行きます。
上に行くにつれて家屋は減りますが道は相変わらず細くなり…個人的には出来ればもう一人では運転したくない道ですね(^◇^;)でも、こちらの神社にはまた是非行きたい!というジレンマ…。

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とても変わった配置で、門をくぐると右手に本殿、左手に拝殿、その真ん中にお庭。
この時は私以外誰も来ず、国宝の神社を貸し切り状態という贅沢な状況で、ひたすら有り難かったです。

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境内にいる間、近くからキツツキの音やホトトキズの合唱が聞こえてきて、とてもホッコリしました。
静謐で穏やかな空気感の中で、ひたすら癒されていく自分がいました。

行きたいな〜吉野水分神社
でもあの道細くて怖い。
でもやっぱり行くだろうな私は。
遠い奈良の吉野へ思いを馳せながら、また来年も元気に過ごせると良いなと思います。

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本年も拙ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
皆様のご健康と御多幸をお祈り申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。

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