yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

吉水神社と弘願寺

金峯山寺を出て歩いて5分くらいの位置に、吉水神社がありました。こちらの鳥居から坂道の参道を下りて行きます。


石段を上がります。さっき坂道を降りた分、上がってる気分。

狛犬さん。

白鳳年間に、金峯山寺の僧坊、吉水院として役行者によって建立されたと伝えられています。
元々はお寺なんですね。そのせいか、神社なんですけどなんだかお寺風味かなと思いました。


吉野神宮にも関わってきますが、当時の後醍醐天皇がこちらにお住まいになられ、崩御の後に御子息の後村上天皇後醍醐天皇の像を作り、こちらの吉水院に奉安したいわれがあります。

門から入って右手に恵比寿神社


右手が本殿。左手は日本最古の書院。後醍醐天皇玉座や、源頼朝に追われた源義経武蔵坊弁慶静御前などが身を潜めていたところといわれています。

書院の方は有料で拝観可能です。私は今回はパスしました。社務所ではワンコ関係のお守りが多くありました。
あと「向かい風ほど良く泳ぐ 恋昇り縁結びお守り」というのがあり、心の中で「ほぅ、恋と鯉をかけたのか。向かい風ほど良く泳ぐとは上手いこと言ったもんだ!」と心の中でホクホクしました。

手水舎。

吉水神社の参拝方法は独特で、確か二礼、十七拍だったかな。チラッとしか見なかったので定かではないです。すみません。校外学習の小学生たちがガイドさんに説明を受けて、パンパンパンパン…とめっちゃ柏手を打っていて可愛かったです。


吉水神社を後にし、下千本の駐車場に戻る道すがら、弘願寺に立ち寄りました。前回もフラッと入ったかな。

歯がため関屋地蔵尊
今からおよそ500年前からここにおられるのだそうです。歯にまつわる諸々のお願いを聞いて下さるお地蔵様。抜けた歯を納めたりもするそうです。私も歯のお願いをさせてもらいました。

お地蔵様は素朴な感じで、吉野の人々に大切にお祀りされてきたのでしょうね。
メジャーな蔵王堂の蔵王権現は勿論ですが、吉野山に存在している、沢山の小さな素朴な仏様が、我々を見守って下さっているんだろうなと思いました。

さて吉野山を堪能し、最後の目的地へ向かいます。
吉野川を渡ります。


そして食いっぱぐれる可能性を見越していた昼食ですが、桜井市内の「なか卯」に入って美味しくいただきました(笑)。


そして、1時間弱ばかり車を走らせました。続く。