yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

てやんでぇ級

職場の東京土産。
関東出身の方が数名いるので、時々、東京方面のおやつにお目にかかる事が出来て嬉しい。
江戸っ子ですな。

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昨晩は少人数お稽古。
私は五線譜を解読するのにかなりの時間を要する。私が普段、三味線を弾く時に用いるのは、文化譜という仕様のもので、非常にわかりやすい。これがなかったら、早い段階で三味線はやめていたと思います。
しかし笛方の面子の中には、五線譜を見ただけで、瞬時に脳内で変換し、笛方の音階に当てはめる事が出来る人がいる。オリジナル作曲もする。美しいハモリも瞬時に考える。学生時代、音楽は5だったという。さすが5は違うな!と万年3だった私は眩しく思うのでした。
ちなみに私も一応篠笛を持っていますが、最初は鳴っていたものの、今や、ただの「プシュープシュー」と息が吹き抜ける管、の体たらくです。目眩もするし。
それぞれ向き不向きがあるんだなぁ、と改めて感じた夜でした。

もつ鍋と走田さんとお水

先週の金曜日の夜。そう、それはハナ金。
職場の上司や同僚と、もつ鍋を食べに行きました。
仕事終わり、大阪の梅田へ。相変わらずの大都会ぶりに、ぽかーん。

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情けないくらいに大阪の駅前の地理がわからない私は、阪急からJRの改札口に向かうだけで全身全霊で挑んでおります(汗)ビルや改札口いっぱいあってややこしい〜。

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さて、皆で「やまや」へ。駅マルシェの中にあります。福岡の明太子「やまや」のお食事処。とってもオサレーな雰囲気のお店。
ビールで乾杯し、もつ鍋は、味噌味と醤油味、両方頼みました。皆で食べ比べです。

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こちらは味噌味。もつ鍋を初めて食べる同僚さんが多く、みんな興味津々

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まず、両方とても美味しい。
醤油味は、もつの風味が前に立ち、味噌味はまろやか。甲乙はつけられませんね。個人的には味噌かな。

明太子風味の唐揚げ。明太子のソースがかかっています。これはマスト。本当に美味しかった。

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他に、明太子だしまきや、ささみと海苔と明太子のサラダ、鉄鍋餃子など。全部美味でした。
京都にもお店があるらしいので、ランチなどに行ってみたいと思いました。


土曜日のお昼、義父を交えて国道沿いの天ぷら店「えびのや」へ。前夜に明太子食べてますが、連日でも一向に構わない!
明太子食べ放題。お隣はささがきゴボウと生姜の酢漬け。口の中の油っぽさをさっぱりさせてくれるので、こっちも好きです。

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味わい定食。天麩羅は当然ながら、専門店の天つゆって濃くて美味しい。
ご飯は、白ごはんか五穀米が選べました。

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本日、朝から快晴。
義実家で昼ごはんを作った後、せっかくのお天気なので、「そうじゃそうじゃ。水がなくなったから、独鈷水(おこうずい)を頂きに行こう」と、楊谷寺に行く事にしました。
今月の17日の縁日に大護摩を見に行きましたが、今日は人も少ないだろうから、落ち着いてお参り出来そうです。

長岡京市は、お隣の大山崎と同じく、水道のお水がとっても良いです。他府県から義姉や義妹が帰省すると、「やっぱり長岡京の水はええわ。しっとりする」と言ってました。私は違いがよく解らないダメな人なので「ほー。そうなん?」と毎日ありがたさが分からないまま使わせてもらってます。

主人ネコ男氏は、義実家に住んでいた頃からの長年の習慣として、飲み水はまた別に汲みに行く事にしています。
なので私たちは、毎週末は「水汲みデー」。
昔は、水無瀬にある水無瀬神宮のお水を汲みに行ってました。5年前くらいからは、明智光秀公の三女で、細川氏正室となった細川ガラシャさんが過ごされていた勝竜寺城横にある、地下水100%の「ガラシャおもかげの水」を汲みに行ってます。

前置きが長くなりましたが。いざ楊谷寺へ。
今日は一人で原付で行きます。自宅から義実家のあるエリアを抜けると、山の中にある楊谷寺へ続く柳谷道となり、その途中、義実家エリアの氏神様である走田(はしりだ)神社があります。
毎年、元日に一家でお参りに行くのですが、私と主人ネコ男氏は宴会の準備があり行けず。
今年、朝のお参りに行ってきた義兄から「木が全部なくなってるね」と聞いていました。昨年の地震と台風により、鎮守の森が被害を受けたとのことでした。
原付で走っていると、山の方に走田神社の姿が見え…「!!」と目を見張り、思わずそちらの方へ立ち寄る事にしました。

鳥居の下に原付を停め、長い石段を見上げます。鳥居前の大きな木は生きてますが、以前は鬱蒼なまでに茂っていた鎮守の森の木が、ほぼなくなっていました。

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いやー、びっくり。

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おいたわしや…と思いつつ、石段を登ります。息が上がる!

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これ、以前に氏子さんたちが作業されているのを見た事があるんですが、勘定縄といって、榊の枝を束ねたもの。

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社殿。春日神をお祀りしているとのこと。普段、人はいなくて、長岡天満宮が兼任されているようです。

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社殿から手前の能舞台越しに、天王山が見えます。

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石段の上から。
再び鎮守の森が再生するまで、長くかかると思います。自然災害の恐ろしさを感じずにはいられません。

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さて、楊谷寺へ。山道をブーーーンと上がって行きます。
境内図。

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山門。今日はぽつぽつとお参りに来られていますが、静かです。

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今日の本堂前手水。最初、普通に手水を使い、気づいた時に思わず「ウプッ」と笑ってしまいました。檸檬?オレンジ?

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今日は見てませんが、他の手水には菜の花があったみたいです。見に行けば良かったなー。


今まで気付きませんでしたが、手水の足の部分は邪鬼が支えてました。
頭だけ。

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片手で。

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本堂にお参り。目が悪くなりませんように!
こないだとうってかわって、参拝中は貸切状態。贅沢な空間でした。

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御朱印。たくさんあります。

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さて、独鈷水へ。陽の光がカメラに映って、なんだか神々しい写真になりましたね。

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独鈷水があるエリアの通路。この辺はいつ行っても、本殿エリアとは空気が変わります。

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左手にあるのが独鈷水。
手前には弘法大師をお祀りしています。

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独鈷水の前には、南無水神大龍王尊とありますね。

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井戸のような所の蓋を開けて、ペットボトルにお水を頂きます。頂いた後は志納。

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本堂前の大きな何か(大きな水瓶のような?)の下にも、何とも言えない表情の邪鬼像が。

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帰途。山道の途中、見かけた交通安全看板。

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とびだしぼうず拝。

ちなみに、いわゆる「とびだし坊や」はこちら。これは義実家エリアにある作務衣バージョン。

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社務所で、目に良いブルーベリー味の飴を買いました。
「め」の文字がなんかかわいい。

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独鈷水は、お茶にして美味しく頂きました。

神戸へ その2

さて、いざ喜楽館へ。
開場を知らせる一番太鼓。若手の落語家さんでしょうか。

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最初に三味線を習い始めた教室の、同期のお姐さんが、プロとして活躍中で、今日は勇姿を拝むために来たのでした。
ここも特に事前に連絡はしていないので、終演後に会えたらいいけど、ダメだったら差し入れを預けて行こうという算段。

数日前に前売りチケットを予約したところ、幕前一列目のど真ん中辺りで、わくわくしながら着席。客入りは団体さんが多く、1階も2階もほぼ満員御礼。平日なのに賑やかです。
座っていると紳士がやってきて「あの、そこ私の席ですが…」と。
驚いてお互いのチケットを見せ合い、「ダブルブッキング?」と思ったところ、私の買ったチケットの日付が、来月の日付になってました。
ごめんなさい!と背中に変な汗をかきながら、受付へ。コンビニの発券機で、日付の指定を間違えたまま席を買い、発券していたのでした。よく考えたら、この満員御礼状態で、数日前に予約発券して最前列のはずがないですね (´ー`)

受付さんに事情を説明し、ご配慮で、1階の別の席を差し替えで手配してくださいました。ケースバイケースだと思うので、毎回そうしてくれるとは限らないと思いますが、とにかく助かりました。

さて気を取り直し。落語はどなたのお噺も外れなく面白かったです。
特に三馬枝師匠のマイクを使ったカラオケ葬式噺や、仁智師匠の30近くは喋っていた大爆笑のマクラ(落語に入る前の雑談的なもの)は、「もう今日はこのまま漫談されるんやな」と思いきや、そのあとに落語も始まり更に大爆笑というボリュームで、久しぶりにゲラゲラ楽しませてもらいました。

目当てのお姐さんは、浪曲の三味線方である「曲師」として、登場されてました。
色んな記憶を思い出し、今はこうして常設寄席の光を浴びているお姐さんが、ひたすら眩しく誇らしかったです。
血が滲むような苦労をされたのだと思うと「夢を叶えたんや。かっこいい」と感動し、ひたすら舞台をガン見!!

寄席が終わり、外に出ますと、だいたい演者さんがお見送りに出られます。その時にお姐さんに会えるかと。
しかし、人波をかき分け姿を探せど、お姐さんの姿はありません。紙袋を手に挙動不審な動きをしている私に声を掛けてくれたのは、出演者の笑福亭風喬さんでした。NHK朝ドラの「まんぷく」にも出演されているそうです。
お聞きすると、お姐さんは用事があり、すでに寄席を後にされたと。そうか、途中で行ってしまったか。やはりアポ取っておけば良かったかな。

京都への帰途に着く前に、そういえば、湊川神社の社殿の天井画を見るのを忘れてた!と思い出し、再び徒歩で湊川神社へ。
17時過ぎなので、もう閉まわれたかもと思いつつ到着。まだ開門されてました。

夕刻の社殿。さすがに団体さんもおらず、ぽつぽつと参拝者を残すのみ。何度も来てすみませんと謝りつつ参拝し、天井画を見せてもらいました。全国の著名画家から奉納されたものなのですね。中央の「大青龍」は福田眉仙作。その横には、棟方志功が、ニーチェの「ツァラトゥストラかく語りき」から暗示を受けて作った四枚の版画「運命」などなど。

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さて帰るべ、と参道を歩き、白い鳥居前で、社殿の方からドドドンと太鼓の音が聞こえました。そろそろ閉じられるのかもしれません。ギリギリ間に合って良かったです。 

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色々と盛りだくさんな一日でした。
寄席はやっぱりいいですね。喜楽館は京都からは少し遠かったけれど、今後もっと発展していくんだろうなと思いました。


神戸へ その1

先日、年休をいただき、朝から神戸方面へ。
目的は、新開地の常設寄席、喜楽館。
寄席の開始時間は14時。早めに神戸に行き、色々と散策です。
まずは三ノ宮駅で下車。駅から出ると、珍しいあごだしの自動販売機を発見。ポン酢もありますね。

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生田神社へ。

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何年か前から、友人がこちらで神職をしているのでした。
2年ぶりのお参り。一昨年もアポなしで来たところ、参拝後すぐに境内で遭遇する事が出来、ラッキーでした。
今回も、お仕事忙しかろうとアポなしです。

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まずは参拝し、境内を散策。本殿の裏手の装飾。カラフルな獅子?の彫刻。

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ここで、ドドンと太鼓の音。おっ、ご祈祷が始まるぞと、お祭りや儀式などがあると見たい性分の私は、急ぎ足で拝殿へ。
途中、列をなした10人程のお坊さん方が朱塗りの門から出て行かれました。神社でお坊さん!?通り過ぎただけ?どこから?不思議な光景だな〜。

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拝殿のご祈祷を途中まで拝見し(あまりじっくり見てると「変なやつおる」と思われるかもしれんので)再び境内を散策。史跡、生田の森へ。

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小さな小川が流れています。向こうにお稲荷さんの赤い鳥居が連なってます。

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樹齢400年を越える御神木。

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さて、ゆっくりしたので、最後にご挨拶してから行こうと拝殿に行くと、本殿に、パリッとした正装の神職姿の友人がいました。向こうもこちらに気づき、お互いびっくりです。
「ちょうど今から本殿でご祈祷があるので、演奏もするからよかったら見て行って」との事で、お言葉に甘えて、ありがたく2回目のご祈祷見学。拝殿の隅っこの方で、友人の龍笛による雅楽や、巫女舞まで拝見出来ました。綺麗ですね。  

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友人曰く、今日はたまたま、この時間だけご祈祷で出てきたそうです。
やー、さすが、人と人の縁を繋ぐ生田神社の神様、すごいです。


御朱印いただきました。左は神戸七福神の弁財天。

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さらに絵葉書3枚も入ってました。

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さて、生田神社を後にし、ようやくここで朝ごはん。駅前にある「ホノルルコーヒー」にて、ハワイアンコブチキンサンドとマカデミアナッツコーヒー。

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パンが固そうに見えましたが、実際は柔らかくてあったかくて、溶けたチーズとソースがチキンにからまり、とっっても美味しかったです。


電車に乗り、高速神戸駅で下車。
駅のホームのお一人様ベンチ。座ることができる人数は少なくなりますが、これはなかなか画期的だな。

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新開地にある寄席の場所を確認し、まだ時間がありそうなので、歩いて移動出来る距離にある湊川神社に行ってみました。初めてです。楠木正成公をお祀りしているとのこと。
生田神社の友人に「これから時間があれば湊川神社に行く」と言うと「あそこは、こことも繋がりがあるしね」と言うてました。そうか、同じ神戸の神社ですもんね。
木造りの門がとってもいいですね。清廉な感じがします。

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参道。白い鳥居です。

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社殿。こちらも白い。戦災によって焼失されたので、復興新築されたそうです。

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最初に見たとき、楠木正成公の神社にしては、モダンでハイカラな造りで、ガラスがはめ込んであったり洗練された雰囲気で、さすが神戸はオシャレやなと思いましたが、そういうことなんですね。

木と白幣と幕のコントラストが好きな感じ。

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そろそろおいとましようと鳥居をくぐると、すれ違いに、いくつもの団体さんが、外から沢山お参りに来られました。大きな神社なので、時間帯によっては境内はもっと賑やかなのかもしれません。

御朱印いただきました。
こちらも、左側が神戸七福神毘沙門天

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湊川神社から、西へ10分ほどテクテク歩くと、新開地界隈に到着。
生田神社の友人から「お昼はグリル一平が良い」と情報を得たので、早速お店に行くと定休日でした(^◇^;)残念!
というわけで、商店街の中にあったタイ料理レストランにて、お昼のパッタイランチを。

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もちもちの米麺に、ナッツ、フライドオニオン、パクチー、野菜、玉子、海老など。パッタイ好きの私は喜んでいただきました。食べ始めるとなかなかのボリューム。

商店街をぶらぶら中、なかなか気になるネーミングのお店。

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さて、開場までまだ少し時間がある。
海の方に行くとハーバーランドがあるだろうけど、新開地からは少し遠いかも。どうしよう。
どこか他に何かあるかな?と新開地初心者の私は、スマホの地図を起動させたところ、寄席から5.6分歩いた所に、兵庫厳島神社というお社があるのが目に入り、よし、今日は神社デーや!と、とりあえず向かってみました。

到着。住宅街の中にある神社で、別名「おしゃれ弁天」等、呼ばれているそうです。

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平清盛が遷都の際に、平家の氏神として、広島の厳島神社から勧請されたそうです。
地域の方々が大事にされているんだなと思いました。手水がとても綺麗でした。

本殿。朱塗りが美しいです。

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淡島さん。女性を守ったり、病気平癒にご利益があるそうです。

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境内の木には雀がすずなりにいて、ちゅんちゅんコーラスでした。和みます。夜はここで寝てるのかもしれないな。

参拝し、いざ寄席へ向かわんと境内を出た時に、立派な石灯篭の裏側が目に入りました。そこには「湊川神社 生田講」と書かれており「そういえば、生田神社の友人が、湊川神社と繋がりがあるって言ってたな」と思い出し、この辺りの神社仏閣は、何かそういう関係のものなのかもしれませんね。

さて、寄席の時間が近づいてきました。その2へ続く。


縁日

長岡京市の楊谷寺へ。
通称、柳谷観音。今日17日は毎月の縁日。
今まで、平日やあじさい祭りの日に来ていましたが、縁日は初めてです。
自宅から車で山を上がること10分くらいで到着。朝10時前。参道で販売されていた有田みかんが美味しそうでした。

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平日はとても静かなお寺ですが、さすがに縁日。沢山の方がお参りに来られてます。

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門の両脇には、風神さんと雷神さん。
なんとなく、親近感のある体型(汗)。

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本堂前。17日と18日だけは、ご本尊の十一面千手千眼観世音菩薩がご開帳されるとのことで、私が入った時、お堂の中はすごい人でした。

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ご本尊から伸びた布を手に挟みながら拝礼するのですが、色々と作法が書いてあるものの、順番を待つ沢山の人が気になって「早くしなくちゃ!」と焦ってしまい、一礼して、すぐにどきました。日曜日で人も多かったのかもしれません。ゆっくり拝みたい方は、18日が平日の場合、そちらの方がいいかも。

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護摩堂前に準備中の大護摩。大護摩は年に二回行われるとのこと。

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弘法大師が作られたという霊水、独鈷水(おこうずい)。奥の方にお水があります。午前中だったせいか、白い霧?靄?がふんわりと漂っていました。
この日はあらかじめ汲まれたお水を、お寺の方が配ってくれました。ペットボトルに入れてもらうことも出来ます。志納し、コップに一杯冷たいお水をいただきました。

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来月の縁日の予定。
右上の朱印ラテが気になります。

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護摩の時に、経木や人形(ひとがた)に願いを書き、焚き上げてもらうことができます。せっかくなので、緑色の健康を祈願する人形を。楊谷寺は、主に眼にご利益があると言われているので、眼に関するお願いを書きました。
色は白、赤、黄色、ピンクなどがあり、成功や金運など、それぞれ色によって願意が変えてあります。

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色々と販売されていました。えんぎつねの人形がかわいらしい。境内社である正一位眼力稲荷さんの絵馬もかわいいです。

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護摩まで時間があるので、主人ネコ男氏と境内をうろうろ。本堂前の手水を見ていると、屋根の四方の彫刻が、四神相応になっていました。京都の街は、この四神相応の地形とされているそうです。
北側、玄武。分かりづらいですが、亀と蛇を合わせたような不思議な神獣ですね。

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南側、朱雀。

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東側、青龍。

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西側、白虎。

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手水の彫刻は龍。

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ちなみに、今日はありませんでしたが、ここは最近、花手水をされていて、お花が入れられている時は、とっても綺麗です。ちなみに昨年6月のあじさい祭りの時の手水の様子がこちら。

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本堂から、上にある奥の院へ。
回廊を歩いていきます。庭園の花手水。今日は
山茶花。苔とのコントラストがいいですね。

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こちらは、葉牡丹。

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更に上へ。
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心琴窟(水琴窟)の手水、白いピンポンマムと南天

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奥の院へと続く回廊の階段。季節が来れば、両脇にあじさいが咲いて、実にいい感じ。いい感じですが、運動不足気味の私は、毎回途中で息が切れ切れ…( ゚д゚)

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奥の院にお参りし、上から境内を臨む。

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さて、大護摩供の時間。
11時になると、大峯山からの山伏さんが登場。いきなり火を焚くわけではなく、本堂での読経など色々儀式があり、実際に結界内に来られるまで30分くらいはありました。
法螺貝を吹きながら、山伏さんたちと楊谷寺のご住職が、注連縄が張られた結界に入られます。

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私とネコ男氏も、ちゃんと大護摩供を見るのは初めてなので、ワクワク。最初は「山伏さんの着物のポフポフした丸いやつがカワイイ」「ポフポフの色の違いは何やろか?」など小声で話してましたが、次第に真剣に儀式を見入ってました。

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祭壇には、前鬼と後鬼を従えた役行者像など。

行者問答。難しい専門用語が飛び交います。とてもカッコイイです。修験道とは何かということを教えてくれているんやな、とネコ男氏が呟いてました

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読経があり、法弓の儀式。

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東西南北を弓矢で射て、場を清めています。皆、飛んできた矢をゲットしようと沸いてました。

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ちなみに、注連縄に付いている幣のような紙は、四方によって色が違います。さっきの手水に彫られていた四神のことを思い出しました。
私がいたのは西側なので、手前の幣は白虎の白ですね。

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中央で、天に向かって弓を射ます。

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詳しくは分からないのですが、印を結んだり九字切りをした後、法剣で結界内や裏鬼門を清めてました。やー、すごい。とにかく空間を、徹底的に清められるんですね。

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いよいよ、松明に火がつけられました。

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ヒバ?ヒノキ?わかりませんが、着火されると、白い煙が立ち上がり始めました。

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しばらくすると、このようにすごいことに!

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煙の濃度が濃くて、ぐんぐん空へ上がります。まるで沸き立つ雲のよう。あちこちから歓声がが上がります。この煙は、天へ上がるようにとの意である、と山伏さんが言うてはりました。

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煙が少し落ち着くと、炎が上がり始めました。願いを書いた経木や人形が炎の中にくべられます。私の緑色の人形も炎の中に。

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その時の楊谷寺界隈の気温は5℃。山の中ということで、市内よりも寒かったですが、大護摩供の炎を間近で見ていたおかげで、ポカポカでした。最後は、見物客も順番に結界の中に入り、護摩の炎を近くで感じつつ、祭壇の役行者像に拝礼しました。

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初めて見た大護摩供、大迫力で、とても興味深かったです。


今日頂いた御朱印。2月限定の恵方御朱印と、愛染明王堂の限定押し花御朱印

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山茶花のお花がハート型で貼られています。最近の御朱印は、色々と趣向を凝らされていますねぇ。

さて、楊谷寺を後にし、お昼ご飯へ。
国道9号線沿いにある「コムギノキラメキ」。

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台湾まぜそばの直太郎。相変わらず美味しゅうございました。 




紅梅白梅

バレンタインデー。

職場のおやつコーナーに、カカオ100パーセントが!私はまだいただいてません。どんな味かな。

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万博記念公園の梅林に行ってみました。
まだ半分ほどですが、紅白の梅が匂うように咲いています。

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梅は咲いたか、桜はまだかいな〜♪  

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冬の太陽の塔。内部公開で賑わってます。私も実は2回入りました。

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バレンタインデーの夜ではありますが、今夜は演奏団の数人と別ユニットでのお稽古。
昨年の秋頃から祇園でお稽古してましたが、メンツが京都西南部に固まっているので、中間地点に当たる私の住む長岡京市でお稽古してくれることになりました。今日は、駅前の大きなセンタービルの中の防音リハーサルスタジオ。ピアノやエレクトーン、ドラムセットまである。

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しかし私たちはそれらを触る事なく…広いスタジオの隅っこに集まって篠笛と三味線のお稽古(^◇^)
手前にメンバー持参のジャンベも映ってます。
精進精進!

新年会と辰巳大明神

昨晩から、京都も冷えています。

今日は祇園で新年会。お稽古でお借りしている界隈の神社の社務所で、もちつき会+宴会。
臼と杵でつくのではなく、正確には「全自動もちつき機がもちをつくのを眺め、皆で丸めて食べる会」である。

四条大橋から鴨川。 f:id:yukix03:20190209232717j:plain


祇園白川に寄り道。冬は人が少なめ。
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辰巳橋の近くにある辰巳大明神。ご祭神として、辰巳橋に住んで人を化かしていた狸が祀られているとのこと。今まで、ごくたまーに参拝してましたが、狸の神さまとは知らなかった!とっても珍しいですね。祠の両脇には狛狐がいるので、不思議な空間です。

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芸事上達を願い、祇園の舞妓さん芸妓さんが足繁く通われているとのこと。桜の季節もとっても綺麗です。

その辰巳橋から白川。水かさは少なめ。化かされた人は、橋ではなく水の中をざぶざぶ歩いていたそうですよ。私はちゃんと橋を渡ることが出来ました(^^)

すでにもちつき会は始まっており、第一弾が突き上がって丸められていました。
かけつけ一個?大根おろしでいただきます。やっぱり出来たては美味し。

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夜の宴会のお寿司。鯖寿司はもちろんですが、このいなり寿司がまた美味しい。ゆず風味で、麻の実がカリッとアクセント。
ほかに、基本の巻寿司や、箱寿司、薄いかぶらのお寿司、生麩巻。手前の黒い巻寿司は海藻巻で、香り高い。
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もちつきは、初の試みでした。いつか臼と杵で本格的につけたらいいなと思います!