yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

麗しの東山、そしてコロッケの夜

木曜日、仕事終わりに、懇親会があり、公共交通機関にて、出勤す。
原付だと、アルコールが嗜めませんものね。

朝の鴨川。巨大な黒い鯉が泳いでいました。


お昼ご飯。「志津屋」のカルネ。
ケンミンショーなどで「京都人はみんな食べている」と放送されていたので、ご存じの方もたくさんいらっしゃるはず。
京都のパン屋「志津屋」で販売されている、ハムとオニオンをはさんだシンプルなパン。私は初めて食べました。美味しいです!シンプルなのに、旨味あり。


さて、仕事終わり。
市バスに乗り込み、一路、東山方面へ。
希望者は、懇親会会場へのマイクロバスを利用することが出来るのだが、私と同僚は、数日間にわたる真面目な討議の末、市バスに乗っていくことにした。
しかも「百万遍から乗ると、学生が多く混む可能性があるので、一つ前の飛鳥井町まで歩いて、そこから乗って、座る作戦」を敢行。功をなし、座ることが出来ました。
普段、市バスにゆっくり乗る機会がないので、車窓から見える東大路通りの風景は、いつもとちょっと違うように見えた。祇園の八坂神社前は、浴衣姿の方も、ちらほら。24日の還幸祭には、また、この辺はものすごい人となる。

東山安井で下車。
早く着いてしまったので、高台寺近くの公園で休憩。このへんは、京都の観光地ど真ん中だが、平日の夕方は、なんとなくのどかである。
石塀小路が見える。


猫を激写。


懇親会の会場は、「ザ・ソウドウ ヒガシヤマ キョウト」。高級イタリアンレストラン。
以前にも職場で来たが、とてもとても、素晴らしいお店である。(http://d.hatena.ne.jp/yukix03/20120608#1339166235)
日本画家、竹内栖鳳のお屋敷を、リノベーション。八坂の塔を借景にした、広大な庭園。美しいしつらえの、伝統的なお屋敷。モダンで、オリエンタル。絶妙のロケーションである。数あるお部屋は、いずれも趣向を凝らし、「庭園が見える部屋」「八坂の塔が見える部屋」などなど、素敵だ。


緑あふれる、門からエントランスへと続くアプローチ。
黒いスーツの紳士が、お出迎え。「わぁ」と感嘆の声を漏らし、ボルテージ上昇。
前日に「懇親会には、先生も来られるし、高級レストランやし、いつものジーンズではなく、きっちり目の服装にしなくちゃ」と相談の末、私はスカートに履き慣れぬハイヒールで、石畳に対して、カマキリのような歩行ではあるが、非日常空間に、コツリコツリと足を踏み入れた。


店内は、ラグジュアリー感があふれてあふれてこぼれてしまいそう。
今夜のお部屋は、ガラスの向こうに緑の庭園が広がる、木の雰囲気を生かした素敵なお部屋であった。円形テーブルには、キラキラと輝く美しいカトラリーとグラス類。
受付に、隣の課の仲の良いお姐さんがいて、「席、一緒にとっておいて」と、鞄を預かり、喜んで、隣の席にキープ。
お食事はビュッフェ形式。
シャンパンで乾杯。ビール、ワインと進めていきます。

ばばばっと盛ったので、美しくありませぬが、お味は美味しゅうございます。
バーニャカウダが、特に美味。
「ばーにゃかうだ…」「ばーにゃかうだって、ソースの名前?」「アンチョビとかガーリックを、ばばばばっとやる」「ばばばばっと、どうやるの」そんな感じで、バーニャカウダについての考察を交わしつつ、会食を楽しんでいると、マイクが回され、異動者の挨拶が、順番に始まった。
一気に焦る。のんきにラザニアを食べている場合ではなくなった。と思っているうちにマイクが回ってきた。
「うんぬんかんぬん、なんちゃらかんちゃら、えー、先生方には、図書の発注をがんがん出していただきますよう、よろしくお願いいたします。ありがとうございました」
こんな感じで、軽く笑いを誘いつつ、挨拶終了。
なんだかんだ、わぁわぁ、あっという間の2時間。ごちそう様でした。

帰途、数人で連れ立ち、ねねの道から、八坂神社を抜けていきました。
夜の観光地は静かで、月は高く明るく、ほろ酔い気分で歩く石畳。
八坂神社の境内は、沢山の提灯に明かりが灯っており、とても雰囲気がありました。

夜の東華菜館。川床もあり。浴衣姿のみなさんが、楽しそうに会食中。


金曜日。湿気が少なく、カラリとした爽やかな大気。
湿度が低いだけで、こんなにも、過ごしやすいのか。
本日のお昼は「天狗」の麻婆茄子弁当。
偶然、写真の同僚のお洋服と同じ紅白のボーダーTシャツを着て出勤す。パッと見、ペアルックである。これが、黒や白のシャツや、別の色合わせのボーダーならば、気にならないと思うが、揃って紅白となると、「あのひとたち、楳図かずお同好会ちゃうか」と、私が第三者ならば、ツッコミを入れるところだ。


仕事も終わり、日も暮れ、空気はいよよ澄み、非常に過ごしやすい。27度くらいだった。
毎日これくらいだったらいいのに。
五条通りの夕空。


ご両親と三人で暮らしている友人から、「コロッケとポテトサラダを作って欲しい」というSOSが来た。お母様が長期予定で入院され、仕事もあり、家事が手一杯になってしまった。
何か手伝えることがあれば、なんでも言って下さい、と伝えておいたのだ。
コロッケとポテトサラダは、お父様の好物らしい。
というわけで、イオンモールに立ち寄り、ジャガイモやひき肉などを買いに行く。
巨大なスイカを発見。売り物ではないようです。

帰宅。
明日、渡すので、もう作っちゃう。
我が家はお店なので、明日、大量のじゃがいもをゆでる等、台所を占領してしまうと、支障が出るので、お店が閉店した23時過ぎから、調理開始。
コロッケって、いつもお店で食べるか、すでに出来上がっているお肉屋さんのコロッケを買ったりなので、一から作るのは、かなり久しぶりだ。
とりあえず、じゃがいもを大鍋で大量にゆでる。
で、ベーコン、玉ねぎを炒め、合わせながら、マヨ、黒胡椒で調味し、まずはポテトサラダ完成。
コロッケは、パン粉までつけて、あとは揚げるだけの状態で、渡す。冷凍保存してもらったらいいので、大量に整形しておく予定である。
玉ねぎと牛ミンチを、ひたすらじっくり炒める。醤油と砂糖で調味。

大量の茹でじゃがいもを、しゃもじでガシガシと潰し、炒めた玉ねぎとミンチ、生クリームを混ぜ合わせて、衣をつけて、20個整形。サラダとともに、冷蔵庫で保存。

ちょっと大きく整形してしまった。
真夜中にコロッケを一から作るのは、なかなか楽しい。