良いお天気。
数日前、ネコ男氏より「頼みごとがあるので時間あけてくれ」ということで、なんだろう?と不思議に思っていた。
そんなわけで、朝、出かける事になった。
お墓参りは、こないだ行ったところだし、しかし、義実家にまつわる何かに違いなかろう、と想像しつつ、迎えを待つ。
そんなわけで、義父、ネコ男氏、私が向かったのは、ここである。
京都外国語大学。
ここで、現在開催中の「シェイクスピア」関係の展覧会を、義父と一緒に見てきて欲しい、その間、自分は少し仕事をするので、1時間したら迎えに来る、という予想のはるか上を行く内容であった。
義父は、英文学、とりわけシェイクスピア関係がお好きで、もはや研究者の域に達するのではないか、というレベルである。
そんなわけで、義父の詳細な説明を聞きつつ、観覧。
私は、シェイクスピアはあまり詳しくはなく、ちゃんと読んだといえば、「真夏の夜の夢」「あらし」のみである。
「そうなんですか!これは珍しい初版本で」等、驚きつつも、
職業的に「この図書館は、こういう装備をするのか」「この、展示用の手の形のクリップ、すてき」「これは革装丁をまだ補修していないのだな」など、そっちの方も、おおいに観覧させてもらった。勉強になった。
1階入り口のレストランの壁に、岡本太郎。「眼と目」だったかな。
ネコ男氏と合流し、我が家の隣のイタリアンにて、ランチ。
これは前菜。
午後イチ、両親が使っていた福祉用具レンタルの撤収など、わやわやしつつ、
昨日の引っ越しで、バタバタして持っていくのを忘れたものなどを、とりあえずわーっと詰め込み、いざ、府内のケアハウスへ。高速道路から見える山の木々が、色づき始めている。
おやつなども置いていく。
両親の部屋から見える山と空。
市内への帰り道。大枝で柿を買う。現在、このへんは柿街道と化している。
値段の違いは、大きさの違いだそうです。まだ出始めで、これからもっと実ってくる。
夕方から夜にかけて、両親から、何度も着信があった。
「もしもし。どうしたん?」と聞くと、
「うん。えへへへ。携帯電話の練習」と、二人で楽しそうにしていた。ほっとした。