ここからは下山です。
私が来た方とは別の、左ルートで上がって来られる人が多かったです。
登って来られる方とすれ違うのですが、写真の石段の下の踊り場で、遥か上に続く石段を「こんなに…登るの?」といった雰囲気で見上げている欧米男性の表情が印象的でした。
長者社神蹟、御劔社(みつるぎしゃ)。
謡曲「小鍛冶」で名刀「小狐丸」を鍛え上げた
井戸があります。
手水が刀。初めて見ました!
稲荷山には、本当にたくさんのお社がありますね。
薬力大神。
文字通り、薬効、健康にご利益あり。
薬力さん前。お茶屋さんがあります。
健康たまご。ご神水で茹でたそうな。
こういう雰囲気。なんだか不思議な懐かしいような。
左手が御膳谷奉拝所。
改めて、千本鳥居の数に圧倒されます。
ここが、何てところだったか失念しましたが…とにかく、お塚がたくさんあって、このずーっと奥まで所狭しと並んでいます。
ここで、5、6人の欧米の方が、熱心に何かに顔を近づけていたので、何やろ?と思って見てみると、彼らは小さなルーペを手に、お塚に生えた苔を観察していました。すごく熱心に一生懸命見ていたので、なんか可愛いかったです。
眼力大神。眼病平癒や、先見の明を授けて下さるご利益があります。
そして、この、躍動感溢れる狐の手水!
写真で見ると狐の顔が怖く見えるのですが、実物は「キレーイ!カッコいい」と思いました。稲荷山からすごい勢いで駆けて来ましたよ!という姿を現しているのだそうです。
さぁ。四ツ辻に戻ってきました。
時刻は正午前。どんどん人が登って来ています。
三ツ辻を、来た道とは別のルートで下山。途中、ひなたぼっこ中の猫と遭遇。
ひたすら、ずーーーっとお塚やお社が続きます。最初の頃、熊鷹社越えたところのお塚を見てびっくりしていた自分が、かわいく思える程、慣れてきました。
ここ、思わず足を止めてしまいました。毎日稲荷大神。毎日新聞社の奉納幕がありますね。
その隣には、同じく毎日新聞社の奉納幕がある廣告稲荷大神。新聞と広告かぁ。
むむ!ここは行かねばならん。
足腰守護の腰神不動神社。
元あったお社が老朽化のため、新しく建てられたそうです。明竹稲荷さんも合祀されています。社務所もあり、御朱印がいただけます。
腰が痛くなりませんように。
こちらも躍動感ある狛狐。
そして、売店エリアに、猫!
と写真を撮っていると、目の前にモフモフが出現。
可愛い子で、人馴れしていました。指をクンクンしてから、身体をすりすり。
背中の黒い毛が、またかわいい。
みんなひなたでゴロゴロしてました。
さて、随分下ってきました。
民家やお店の中を歩き、本殿エリアへ戻っていきます。あちこちに、稲荷のお社をはじめとして、様々なお社やお寺もあり、何とも不思議な街の光景。
戻ってきました。正午頃、なかなかの盛況ぶり。
最後に本殿にお参りして帰ろうと向かったところ、本殿内でご祈祷が始まってました。おお、巫女舞で始まり、ご祈祷まで拝見出来るとは。 大きな神社なので、お願いする方がたくさんいらっしゃるんですね。
お時間があれば、稲荷山登頂は、是非おススメしたいです。
境内の参集殿という建物では、食事を摂る事が出来ます。食券制。
この懐かしい感じ、すごくいい!食堂、て言うのがいいですね。入りたかったけれど、私はまた今度。
ちなみに、朝9時前に来たので、参道横の楼門に一番近い駐車場に停める事が出来ました。無料です。早めに来る方がいいですね。
御朱印は4つ。お受けしました。
本殿エリアで伏見稲荷大社。
山城国稲荷山、伏見稲荷大社奥社、明竹稲荷宮&腰神不動神社は、稲荷山登山中に各所でお受け出来ます。
そして、(いらん背景が映り込んでしまいましたが)一ノ峰でお供えした後、持ち帰ってきた御神酒と、白狐のおみくじ。御神酒は伏見の山本本家の「神聖」。"いなり山一ノ峰上之社"ラベル。家族でいただきます。
意外と筋肉痛にはなりませんでした。
自然の中を登って行くので、とても気持ちが良かったです。また登ります!