少し前、兵庫県宝塚市にある中山寺に行きました。
中山寺駅前に車を預け、ここから徒歩3分くらい。
短い距離ですが参道沿いにお土産屋さんや飲食店がありました。
山門は徳川家光公により再建されたそうです。
仁王さんズ。彩色が綺麗ですね。
裏手にはキリッとした狛犬さん。
参道の両脇には塔頭が並んでいました。
閻魔堂と寿老人堂。さらにその奥に大黒堂。
本堂へはエスカレーターやエレベーターが完備されていて、バリアフリー。
中山寺は、子宝、安産祈願で有名なので、妊婦さんが来られる際も、これなら安全ですね。
本堂前の香炉。
本尊は十一面観世音菩薩。秘仏ですが、毎月18日には開扉されます。
左右の脇侍も十一面観音なので、ご本尊とあわせますと三十三面。三十三所巡拝の功徳が得られるといわれているそうです。
お参り中に雨が降り出しました。
この日は、とても不安定なお天気でした。
雨宿りをしながら、お堂の装飾を拝見。
建立は聖徳太子。創建の経緯は幾つかあるようで、蘇我馬子と物部守屋の鎮魂の為という説もあるそうです。奈良時代には、今よりも大きな寺院であったとのこと。
古いお寺に行くと、「昔はもっと大きな寺院でした」という場所が結構たくさんありますね。
災害や戦乱、時代の流れによって、ほんとに諸行無常なんだなと感じました。
五重塔。
2017年に再建され「青龍塔」と呼ばれています。
写真だとわかりづらいのですが、とても美しい深い群青色でした。
鎮守社。
亥の子地蔵尊。個人的には興味津々。小さな石仏が並んでますが、一つ一つに、眼病、腎臓、脾臓などなど、人の体内器官にご利益がある石仏があったりして、興味深かったです。
境内から宝塚市街地。
この日は、雨が降ったり止んだり、実に不安定な空模様でした。豆粒ほど小さくてわかりづらいですが、右の方に伊丹空港発着の飛行機が飛んでいます。
閻魔堂。中は広くて、思わず覗き込んでじっくり見てしまいました。
少しだけ露店がありました。
この日は、どこかのメーカーさん?が門前で何かを配っていたので思わず受け取ったのですが、赤ちゃんの哺乳瓶でした。お正月に子供が産まれた友人に送ろうかな。
お堂には、子宝や安産祈願の御祈祷に来られている方々も多く、中山寺ならではだなと思いました。