ねねの道。
高台寺の西側の石畳の道で、19年の余生を送った北政所ねねにちなんで名付けられています。
私も久しぶりに来ました。風情があって素敵な道だなと思います。
ねねの道に電信柱がないのです。景観に配慮し、地中に埋めているのだとか。
圓徳院の三面大黒天。
中はお茶屋さんがあったりほっこりスペース。
三面大黒天。
圓徳院の入り口。たまに夜間ライトアップなどが行われてます。
左手の高台寺公園を見て、昔、この先にある「ザ・ソウドウ」という高級イタリアンで職場の歓送迎会があった時に、同僚と一緒に行ったところ早めに着いたもので、公園の猫を見たりして時間を潰してたな…と思い出しました。
このあと右手の路地に入り、石塀小路を歩きました。その名の通り石塀の風情ある路地ですが、写真撮影は禁止されています。3分くらいで通り抜けることが出来ます。久しぶりに通って楽しかったです。
下河原通りに戻ってきました。
高台寺南門前通りに差し掛かる辺りで、八坂の塔が見えてきました。
当たり前ですが、「あー、京都やなぁ」と思いました。私は郊外育ちなので、大人になったらこういう所に住みたいと憧れていました。今もその憧れはあります。
でも逆に郊外にいるから、ずっと憧れを持ってワクワク出来るのかも。とか思いながら進むと、「前田珈琲 高台寺店」を発見。ランチのお店に迷うと前田珈琲に入る傾向が強いので、今回も例外なく吸い込まれるように入店しました。
オムハヤシ。サラダ付き。珈琲は高台寺店限定の寧々(ねね)。いつも飲む龍之介と比べると、柔らかくて優しいお味でした。
高台寺南門通りを下ると、四条通りに出ます。
安井金比羅宮の石鳥居がお出迎え。今回は15年ぶりにこちらにもお参りに行きました。
ここは京都観光でも有名どころですね。
悪縁を切り良縁を結ぶ神社として大人気。平日ですが境内には人だかりが出来ていました。
絵馬形で中央が通り抜ける穴がある大きな石があり、表面は白い形代でびっっっしりと覆われています。人も多く行列だったので、さすがに写真を撮るのは憚られるかなと思ったので撮影はしてません。安井金比羅宮で検索してもらうと画像が出ると思います。
縁切り縁結び碑と呼ばれていて、悪縁を切り良縁を結ぶ力があるとされています。
HPによると、まずご本殿にご参拝→「形代」に切りたい縁・結びたい縁などの願い事を書き、「形代」を持って願い事を念じながら碑の表から裏へ穴をくぐる→まず悪縁を切り、次に裏から表へくぐって良縁を結ぶ→最後に「形代」を碑に貼る
大好きなあの人と結ばれますように、というかわいいお願いはもちろんのこと、禁煙や禁酒なども。中にはハードな内容(夫の不倫相手を云々とか)もあるとか。
境内は24時間出入り可能なので、人の少ない夜間に縁切り縁結びを行う人もいるだろうなと思います。
とにもかくにも大人気。
若い女の子が多めですが、一人で来て熱心に拝んでいる今風の青年や、私より年上の女性の姿もあり、皆さん、それぞれの悪縁を断ち切り、新たなスタートを切りたいと願われているのだと思いました。
拝殿と御本殿。御祭神は崇徳天皇、讃岐の金刀比羅宮より勧請した大物主神、源頼政公。
これはもう神様は大忙しですねと思いながら参拝。
御本殿を横から。
人が少なそうな所へ移動。こちらは櫛塚。
八大力尊社。
八体の石像がお祀りされていました。えーとですね、いずれも何か重いものが上から落ちてきそうなのを「よいしょっ!」と支えているお姿でした。うまく表現出来なくて申し訳ない。
昔、ここにあった蓮華光院の御堂を支えた力石だったと伝えられています。基盤として建物を支え続けたことから、基礎能力の向上、スキルアップ、社会を生き抜く能力を授けて下さるご利益があるそうです。
おおっ!それは是非是非お参りせねば!と参拝させてもらいました。
約15年ほど前、続けて2回ほど夜の安井金毘羅宮に来た事があります。
友人に誘われて、今も定期的に行われている桂米朝落語研究会の高座を聞きに来ました。
祇園に住んでいる友人と夜の安井金比羅宮で待ち合わせ、境内の和建築の大広間は満席で、お座布団にみっちり座って、米朝一門のお弟子さんたちの落語を聞くのは、なかなか非日常的で愉快でした。
安井金比羅宮の落語会が終わり、境内から一歩出ると祇園の夜が広がっていて、まだ落語の世界の続きにいるような気持ちになったものです。
なので、よく思い出すと一回も参拝してないですね。ちゃんと初参拝出来て良かったです。
北側の鳥居。工事中。ここを抜けると祇園。
突き当たりが建仁寺。
花見小路。
花見小路から路地に入ります。
大和大路こと縄手通りへ抜けて行きます。
四条大橋と鴨川に帰着。
久しぶりに東山界隈を散歩しましたが、やはり風情があって良かったです。