yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

木嶋坐天照御魂神社

日曜日、今夜は義実家の家事も無しで、主人も出かけるとのことで、私も午前中に原付バイクで京都市内へ。

カッと照りつける残暑の陽射し。
日焼け止めをガッツリ塗りたくり、走ること40分くらいで、太秦にある木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)に到着。
五条天神川通りから北上し、「お肉のスーパーやまむらや」のある角を左折してすぐでした。

15年くらい前に、仲間内10人くらいで右京区を色々回りました。最初の集合地点が、木嶋坐天照御魂神社でした。
その時は電車で来たので嵐山寄りのイメージがあったのですが、いざバイクで来てみたらけっこう東よりだったので、正直ビックリしました。
はー、なんだ天神川からすぐじゃん。と心の中で思いつつ入り口あたりにバイクを停めて、久々のお参り。


別名、木嶋神社蚕の社(かいこのやしろ)とも言われています。
御祭神は天之御中主神、大国魂神、穂々出見命、鵜茅葺不合命、瓊々杵尊
創祀は西暦701年以前とされているので、京都市内の中でも最古級の神社にあたるのではないでしょうか。

観光客の姿はほぼ無く、ご近所の方々が参拝に来られていました。

 

奥にある本殿が見えて来ました。
このあたりは、古墳時代に大陸から渡来して、製陶、養蚕、機織に優れた技術を持っていた秦氏の勢力範囲。蚕の社という呼称は、それに因んだもの。

緑が青空に映えて、気持ちが良いです。

参拝されている方がいらっしゃるので、先に西側奥にある三柱鳥居を観に行きます。
竹垣の向こうにあります。



石製三柱鳥居。

ここ、仲間内で来た時に「不思議やなぁ」と口々に言ってたことを思い出しました。
色々な本を読んで、三柱鳥居に関する様々な考察を知りましたが、いずれもミステリアスで古代ロマンが溢れまくっており、非常に興味深いです。

さてさて、それでは本殿の方へ。

 
数年前の大きな台風で、神社の境内も大変な被害があったようです。地域の方々や協力された方々のおかげで、とても綺麗な境内。

 
御本殿はとても清々しい雰囲気。

 
本殿前には、まるで門のように左右に2本の杉が聳えています。そういえば狛犬さんがいなかった気がする。2本の杉が狛犬さんの代わりのような感じなのかな。

 
参道方面を振り返ったところ。

三柱鳥居や秦氏、様々なロマンを感じる古社でした。
ちなみに前回、西院春日神社で蚊の集団にやられたので、今回は虫除けスプレーをこれでもかと振りまくって来ました。夏場の神社仏閣巡りには虫除けは必須ですね。