yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

奈良町歩き、ほうせき箱のかき氷

近鉄奈良駅前に車を預け、久しぶりに商店街や、古い街並みが残る奈良町(ならまち)をうろうろしました。
駅前近くの商店街は賑やかで、若者が多かったかな。

コロナの影響かシャッターを下ろしていたり閉店したらしき店舗もちょこちょこありました。

もちいどのセンター街に入ると、少し静かになります。

スーパーの横を歩いていると、目に飛び込んで来た鳥居。


餅飯殿辨財天社(もちいどのべんざいてんしゃ)。
スーパーのあるビルの奥の方にあります。
長く奈良に来ているけれど、初めて気付きました。

とても立派なお社が。左手にはお地蔵様も。
約1200年前(!)からお祀りされているのだとか。
弘法大師空海が吉野の天河弁財天社から勧請。餅飯のお供えを整え法要を営んだことから、後に現在の町名「餅飯殿町」となったと言われているそうです。
なにげに凄い…!やっぱ街歩きは面白い。


「ほうせき箱」というかき氷専門店。

テレビや雑誌、SNSでも有名なのでご存知の方も多くいらっしゃると思います。奈良市のこの辺は、近年かき氷がブームなのです。
私も存在は知っていましたが、大人気店で予約制であるとのことなので、自分が行くことはないわなと思っていました。
たまたま通りかかったこの時、「空席あり」の文字。平日の朝10時過ぎ。確かにこの時間にかき氷食べにくる人はそう多くはないであろう。
これを逃したら二度と入る事はないかも。そう思いいざ入店。

白を基調にした可愛いカフェっぽい店内。雑貨も販売されています。最初にレジでオーダー。この日のかき氷のラインナップは6種類ほど。季節の栗を使ったものや、フルーツ系などなど。
うっわ!どうしよう!でもこれにしよ!とオーダー。
カウンター席に案内していただき、しばし待つとやってきました。

大人の抹茶DX。

白くてフワフワのエスプーマ。
これがいわゆるエスプーマというやつなのですね。
泡状のクリームです。
黄色い粉はきな粉。小さくカラフルなあられ。本物の抹茶を使っている深い緑色の蜜。


友人と来ていたら間違いなく「すっごい。めっちゃかわいい⭐︎」と言っていたと思いますが、この日は1人だったので、消え入りそうな小声で「おほぉ…」と感嘆のため息をもらしました。

実食。
氷はフワフワ。エスプーマもフワフワ。
甘さ控えめの抹茶蜜とクリームが合わさって、冷たい抹茶オレを飲んでるみたい。
甘すぎる生クリームが苦手なので、エスプーマを見た瞬間に不安にもなったのですが杞憂でした。エスプーマは絶妙に甘さが抑えられているので、ちょうどいいです。

入り口あたりがにわかに賑やかに。
数組のお客さんたちがやって来ました。すでにレジ待ちの行列。予約の方もいますし私のような飛び込み客も。まだ10時過ぎですがさすがですね。

食べ進めて行くと、中央にクリームの固まりみたいなものを発見。生クリームが凍ってるの?と思ってましたが、後からネットで見るとマスカルポーネチーズでした。なるほどなるほど、抹茶ティラミス風ということね。
氷が溶けてくると黒い粒々が目に入ってきました。
これはなに?と思いつつ口に運ぶと、ポリポリとした食感。そして香ばしい香り。
はぁぁ、芸が細かいッ。さてはオレオクッキーを砕いたやつ?と思いきや、ピスタチオでした。
マスカルポーネといいピスタチオといい、私の馬鹿舌はもう追いつけない(笑)。最後まで楽しませてくれるかき氷でした。いやー、美味しかった。

ちなみに左手の小さなガラスコップは水ではなくお白湯。これはいい。ホッとします。(ホットなだけに…)

そんなわけでお店を後にしました。
通りを歩いていると、同じようなお洒落で凝ったかき氷屋さんがいくつかありました。
また別のお店に行ってみるのもいいなと思いました。

街歩き、続く!