yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

奈良町歩き、街角の小さな神社や鹿猿狐

もちいどのセンター街を抜けると、伝統的な奈良の家屋が立ち並ぶ、奈良町(ならまち)に入ります。
旧市街地で、特に元興寺の旧境内を中心とした一帯のこと。奈良時代から存在しているのだそうです。

お食事処「みよし」。昔よく入りました。ハヤシライス食べたなぁ。ここのご飯美味しいんですよね。


角にある靴下専門店で鹿柄の靴下を購入。靴下の名産地である奈良の広陵町のものを取り扱っておられます。


漢方薬屋さんのある辻。


晴れわたる空。すでに暑く、上着を脱ぎたい脱ぎたいと思いつつ移動。


こちらの町屋の右側の窓。かつての大阪万博で、ネパール館で使用されていた飾り窓。

元々は友好の証として元興寺に寄贈されたものですが、町屋再生の際に設置したものだそうです。


和菓子の「樫舎」さん。入りたい!しかしどうしよう、ああ、と迷ってこの日は入らず。


奈良町の小さなお社。住吉神社

門は閉ざされているので、遠目に見るだけ。
元々は元興寺境内にあったとのこと。焼失を経て再び再建されたようです。

改めて見ると、色々新しい発見がありますね。


大和茶の「田村青芳園茶舗」。
とても素敵な建物ですね。

通りかかった時に、ほうじ茶を焙じている香ばしい香りに誘われ入店。茎のほうじ茶をいただいて帰りました。

左手の建物は、ジャズとワイン「ブルーノート」。さすが奈良町。和風テイスト。


人通りの多い辻。


こちらは猿田彦神社。こちらも元々は元興寺境内にあったお社。先程の住吉神社同様、火災で焼け落ちていますが再興されました。

道ひらき、道中安全の道祖神としても崇敬を集めています。

猿沢の池。
興福寺五重塔が水面にも。


観光で来られたらしきお姉さんたちの写真撮影をお手伝いした後、路地へ。いいなぁ、こんなところに住んでみたい!


こちらにも小さなお社。八王子・四之室神社。

江戸時代、元々はそれぞれ別の場所でお祀りされていましたが、明治になって氷室神社に合祀。しかし町民の願いでこちらに両社合わせて遷座されたそうです。
その後、この辺りで出火があったものの、お社の裏手で火の手が鎮火し事なきを得たのだとか。

目的地のひとつ。鹿猿狐ビルヂング

奈良の生活雑貨「中川政七商店」のフラッグシップ店。珈琲の「猿田彦珈琲」、すき焼きの「㐂つね(きつね)」も入っています。中川政七商店の鹿モチーフと併せて、鹿猿狐ビルヂングと名付けられています。

平日ということもあり混み合うこともなく、ゆったりした雰囲気。猿田彦珈琲で珈琲飲みたいと思いつつ、2階の中川政七商店へ。
シンプルで生活に寄り添ったデザインの雑貨が多く、併せて全国の窯元による器などもあり、スタッフさんもなんか素敵なんですよね…。どこの中川政七商店の支店に行っても、みんな清潔感溢れまくってるんですよね。
私のような罰当たりものが来てスミマセンという気持ちになるような素敵空間でした。

路地をてくてく。


この細い路地を抜けると、商店街に戻ってきます。


ランチはベトナム料理店「コムゴン」。
京都の烏丸にも支店があります。
奈良市街地に来ると、高い確率でこちらでランチをしてしまう。
鶏肉フォーのランチセット。甘く煮た豚肉と高菜のせご飯。サラダ、パクチー、レモン。

フォーのスープが美味しい。あっさりしているのにコクがある。
ご飯にフォーのスープをちょっと入れて食べると、これまた美味し。

昔の話ですが、若い頃、デートした人とここでご飯を食べて、駅の改札で別れ際に告白したら「好きな人がいるんです」と速攻でフラれて「あっ。ごめんね!あは、あはは。じゃあ」と意味なく笑いながら京都線の電車に乗り込み、自己嫌悪でグッタリした苦い思い出のお店でもあります(笑)。しかしもう、そんな事はどうでもよい。コムゴンは美味しい!


満腹状態で奈良を出発。
帰途にある木津川市方面へ向かいました。