yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

尾道・倉敷ひとり旅 2 : 尾道ぶらぶら、艮神社

しまなみ海道を渡り、尾道市街地へ。
向島から向島大橋を通って尾道水道を渡るとき、山手の坂道に家屋がひしめく千光寺山の景色が見えます。
いよいよ尾道市街地…!この辺りから私のボルテージはかなり上昇。尾道に行くと決めてからの約1ヵ月、待ち遠しくてしかたありませんでした。
 
海沿いの尾道市役所前は、タイムパーキング形式の駐車場となっています。うっわ、めっちゃオシャレな市役所に建て替えられてると驚きつつ車を預けました。早速、尾道水道を撮影。向島尾道を繋ぐフェリーが行き来していました。

 
海岸通りを西へ行くと、住吉神社があります。
左手には海が広がっています。

昔、何度か境内に来た覚えがありますが、お参りしたかどうかは不明。改めて参拝。
 
そうそう、この力石もあったあった。

 
荒神堂通りから商店街方面へ。

 
午前中の本通り商店街。まだひと気は少なく、シャッターを下ろしたお店が多い。

 
突然現れるジブリ。なぜに…。

 
千光寺踏切下交差点に出て来ました。

そのまま道路と線路を突っ切って、千光寺山へ。

 
尾道の観光の中心は、千光寺山にひしめく迷路のような風景かと。
勿論観光mapもありますが、特に目的がないのであれば個人的には思うがままに坂道や路地を行くといいと思います。
ただし個人のお宅も多いので私有地にはむやみに立ち入らないように、あくまでマナーを守って「迷って」みるのがおすすめです。

あやしげな路地を抜けると素晴らしい景色が広がっていたり、素敵なお店が現れたり、わくわくします。
特に猫がうろうろしているので、猫好きさんにはたまらないのではないでしょうか。
基本的には上に登ったら千光寺というお寺に着きますし、南側の下に降りたら駅前や国道沿いに戻ってきます。

しかし、山頂へは眺めの良いロープウェイもありますし、個人のコンディションによって色々と楽しめるエリアだと思います

 
シルクロードをモチーフとされる事が多い平山郁夫画伯のスケッチポイント。

 
こんな感じですね。

手前のお宅は今はどなたも住んでおられない様子で、崩落しそうなほどに荒れていたので、前を通る時は要注意です。
 
天寧寺の三重塔。

 
こちらのお屋敷、「梟の館」というお店。芸術家の園山春二さんプロデュースのカフェレストラン。

大正時代のガラス窓のしつらえが素敵ですね。
この辺りは、園山さんによる「尾道イーハトーヴ」というアートの理想郷で、猫ワールドが広がっていました。
 
 
猫の細道で、タキシード猫ちゃん。

すぐには逃げないけど、触らせてはもらえない。
じゃあな、と言わんばかりに去っていきました。かわいい。

 
ここから坂を下って行くと、ロープウェイ駅が見えて来ました。そのすぐ近くに艮(うしとら)神社があります。
おお、ここには今回来ようと思ってたんよ!と急足で降りて行きます。

左手に本殿が見えます。
 
ぐるりと回り込んで、正面へ。
門の上に見えるケーブルがロープウェイです。

たぶん一度来ているのですが、ほぼ記憶にありません。
というわけで改めてお参り。
 
 
すごくないですか。社殿を覆い尽くさんがばかりのこちらのクスノキ。口をあんぐり開けて「ほぉぉ…」と感嘆のため息を漏らしてしまいます。推定樹齢900年。

御祭神は伊邪那岐神天照大御神、素戔男命、吉備津彦命
創建は806年。

尾道市内で最古の神社。古くは多氣遠宮・建速神社と称し素戔嗚命をお祀りしていましたが、吉備津彦命が合祀され、鎌倉時代初期に幣多賀宮との二社合祭となったのだとか。火災に遭い、天明7年(1475)に平清盛公によって再建されました。
 
境内のクスノキの大木は、「艮神社のクスノキ群」として広島県指定の天然記念物となっています。

 
こちらは金山彦神社。
金山大明神とも呼ばれています。

鍛匠の祖神がお祀りされていて、造船や錨、鉄工関係の方々からの崇敬を集めています。
造船と聞くと、この辺りならではだな〜と思いますね。
 
境内ですが、参道から拝殿までの道以外はロープが張られ、入れないようになっていました。おそらく境内の環境保護のためかなと思います。
 
それにしても、素晴らしい御神木ですね。
自宅の近所だったら毎日見に来たい。
 
境内を後にして、再び適当に路地をうろうろし、上へ上がって行きます。

石段、海、造船所。ここに猫が通りかかったら完璧に尾道っぽい風景。

 
林の中に猫ちゃん。

 
結構登って来ました。
天寧寺の三重塔と尾道水道

昔は、この迷路のような坂道を一日中登ったり下りたりしていました。
我ながらあの頃は体力爆発しとったな…とゼイゼイ息を切らしながら、引き続き登って行きます。