yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

石山寺

昨年はあまりお寺に行ってなかったので、 今年は色々と回ってみたいなと思っていました。そんな矢先、 主人の提案で滋賀県石山寺三井寺へ行くことになりました。


我々は主人の発案で数年前から西国三十三か所巡りをしているので すが、去年はどこも行きませんでした。
残すところ7か所くらいでしょうか。 今年中にコンプリートしたいですな。


一緒に神社に行くと、ハイハイお参り、ハイハイ移動! って感じですっごくせわしないんです。 しかも競歩かと思うくらい早足やし(笑)。私はマニア気味でそこそこ時間をかける為、 共に行く時はスピーディーな参拝になります。
主人はどちらかというとお寺が好きなようで、 等持院とか蟹満寺とか酬恩庵一休さんのお寺)など、 率先して行き先を探し出してくる。面白いなー。


7日の朝、七草粥を作りました。優しい塩味が胃腸に嬉しい。いざ出発。

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琵琶湖の南端に近い瀬田川の右岸にある石山寺( いしやまでら)。西国三十三所第十三番札所です。
駐車場にはEV車の普通充電機があります。2時間まで使用可能なので、参拝中に充電出来るのは実に有難い。駐車場の係員のおじさんとEV車ってどうよ?という話で盛り上がりました(笑)。


東大門。
立派な門松!七草粥で元気モリモリの我々はテンション高めでバシバシ撮影。

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交差されたところに注連縄とか伝統的な総角(あげまき)の組紐。おめでたい雰囲気倍増。

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参道。
ここは東寺真言宗大本山の寺院で、聖武天皇の勅願にて、良弁大僧正によって天平19年(747年)開基とされています。

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参道の途中、右手に大黒堂
密かに大黒さん好きな私によって強制的に中に向かわされる主人の後ろ姿。

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本堂には沢山のお札やお守りが並んでおり、熊手もありました。が、手前の賽銭箱に置かれた「おみくじ三十円」って、かなり良心的では!

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というわけでそれぞれ引かせてもらいました。


やったー。大吉!
「美しい玉も磨かなければただの石やぞ」的な事が書かれていました。うう…精進します。

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くぐり岩。
この辺りの岩は全て大理石なのだとか。岩には穴が空いており、中をくぐりぬけると願いが叶うのだとか。

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50代と40代、それぞれ頑張ってくぐり中(笑)。

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足元が滑りやすいので「うぉっ、ひぇぇ」とかうめきながら写真を撮ってます。

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はー、無事にくぐれました。願いごとをする余裕はありませんでしたが…。


本堂エリアへの石段の左手にある龍蔵権現社。

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石段を登り切ると、天平時代の御神木の杉がお出迎え。

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すぐ右手に観音堂があり、お参り。

こちらは蓮如堂。
蓮如上人が祀られており、硅灰石の崖にせり出して建てられた堂宇。

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元々は、三十八所権現社の拝殿として建てられたらしく、神事にも仏事にも使用できるのだとか。


毘沙門堂

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平安時代の兜跋毘沙門天、吉祥天、善膩師童子を祀る堂宇。紀州の藤原正勝が建立。ほぼ等身大と思われるお像でした。


石山寺の名称の元ともなっている天然記念物の硅灰石。

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石灰岩が地中から突出した花崗岩接触し、その熱作用のために変質したもの。ここまで大きなものは珍しいのだとか。
そうか、石の山にあるお寺だから石山寺なのか〜と納得。


本堂が見えてきました。
滋賀県最古の木造建築物。

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堂内は落ち着いた雰囲気。
内陣(正堂)は平安中期、外陣(礼堂)は淀殿の寄進により増築されたとのこと。
ご本尊は秘仏如意輪観音。別料金で内陣に入る事が出来ます。入りたいな〜と思いながら、まぁまた別の機会に。


本堂の外にあるここ、座ってひなたぼっこしたい。

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源氏の間。
石山寺は、紫式部が「源氏物語」の着想を得たとする伝承があります。 来年の大河ドラマ紫式部なので、この辺、 盛り上がりそうですね。

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本堂の相の間の東端にあり、あまり広くはありませんが二間続きのお部屋でした。有職人形司十世伊東久重氏作の紫式部像と幼女?の人形が置かれていました。


本堂の東側の硅灰石の上に立つ三十八所権現社。

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天智天皇までの歴代天皇を祀る石山寺の鎮守社。私が見た時は狛狐さんが置かれていたと思うので「おや、お稲荷様か」と思ったのですが違うんですね。


三十八社から見た本堂。
石の上に建てられているのが分かります。

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蓮如堂と三十八社の鳥居。

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高床式の経蔵の足元にお座布団が。
安産の腰掛け石だとか。

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ここから見ると、石というか岩というか、大きさがすごい。

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日本最古の木造の多宝塔。

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源頼朝に寄進により建立されたと伝わります。
泰然とした落ち着きと美しさを感じます。
ご本尊は大日如来像。


お正月に神社仏閣に行くと、よく目にする欄干などにある松。元旦ムードが高まっていいですね。

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多宝塔の右手にある若宮。

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由来書の字が薄くて詳しいことは分からないのですが、主人と予想解読し「壬申の乱で落命された大友皇子を葬って寺僧によって供養した場所で、今は天照大御神をお祀りしている」ようです。大友皇子は先程の三十八権現社にお移りされているのだろうと。


高台の日が当たる場所にあり、気持ちがいいな〜と思いつつ隣にあった木の根っこを撮影。ぼこぼこしてますね。

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石山寺の境内は広く、まだまだ先があるのですが今日はこのあたりまで。今はまだ静かな梅園の横を通って石段を降りると、先程の大黒堂に戻って来ました。
さっきは気づかなかったけど、お隣の庭に大黒さんの石像が。小さくて丸くてニッコリされていて、なんだかホッコリしました。

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初の石山寺でしたが、大満足でした。

見どころが沢山あるせいか、我々も終始元気もりもり状態で、なんだか楽しくて仕方がない!というテンションでのお参りでした。

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さてさて、それでは三井寺へ向かいます。