yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

成田山不動尊

この後、交野市の星田妙見宮に向かうものの、下調べ不足で駐車場の位置が分からず、周囲の住宅地をぐるぐる回って諦めました。住宅街を回るバスと何度もすれ違い、たぶん「あの車さっきから何やっとるんや。怪しいな」と思われていたであろう。トホホ。
ナビの案内で裏参道の方に来てしまい、分からなくなったみたい。またいつか機会があれば来てみたい。


というわけで、この日のマストお参り。

久しぶりに寝屋川市成田山不動尊へ。
10年近く前に主人と立ち寄り、サクッとお参りした記憶があります。


山門建立工事中。
宮大工さんの腕の見せ所ですね。

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祈祷殿。日本初の自動車専用の交通安全祈願所。
100台の自動車を一度に祈祷できるのだとか。

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手水舎。センサー反応式で、近づくと龍の口から水がザバーと出て来ます。

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創建は1934年(昭和9年)なので、比較的近年。
千葉県成田市にある成田山新勝寺の別院。
成田山不動尊という通称で呼ばれています。

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石灯籠の左側に、お手綱参拝という案内板がありますね。
前日にHPを見た時に「へー、お手綱参拝をやる時期もあるんやね。ほうほうそうか。いいなぁ」とサラッと見ていました。
いや、今まさにやってるやつやん!と前日の自分の肩をガクガクゆすってから「ちゃんと読み!」と言ってやりたいです。
毎年、5月と9月の月間に催されるようです。やー、これはラッキー。


…と、参道の狛犬さんを見ると、あれ。なんかデジャヴな風景。鳩さんが絶妙の位置で留まってます。大鳥大社を思い出すわ。

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こちらは留まってませんでした。

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香炉にお線香をお供え。なんか装飾の獅子に「ちゃんと火ぃつけたんか。オマエの線香、煙出てへんやないか」と言われているような視線。

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本堂。1934年(昭和9年)に、京阪電気鉄道の寄進で建立されたそうです。京阪電車、やるなぁ。
中央には本尊の不動明王が安置されています。

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せっかくなので護摩木(1本300円)を。左のお札も付いて来ます。
迷った末に願意は交通安全にしました。

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本堂では、一日のうちに5回、定時に護摩祈祷が行われます。ちなみに護摩祈祷を申し込まなくても、本堂の中で無料で見学可能です。私の護摩木はその時にお焚き上げしてもらえます。
9時半からの護摩祈祷に参加させてもらう予定で、少し時間があったので、周りをうろうろしました。


鍾馗(しょうき)さんの小祠を発見。うわー、こうしてお祀りされているのは初めて見たかも。珍しい。

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鍾馗さんといえば、京都では家の屋根に魔除け的に飾る風習があります。私の実家の屋根にも小さな鍾馗さん像がありました。


大師堂。
弘法大師空海上人をお祀りしています。

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大黒天堂。七福神の一人でもある大黒天をお祀りしています。

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ここでそろそろ本堂へ。
10分前に中に入ると、内陣の前方に男性が一人座っていて、勝手がわからない私はそれに習い、その少し後ろの方に座りました。
すぐにゾロゾロと他の参加者もやってきて、10人くらいかな。内陣右側エリアに座って時を待ちます。
じっと座って本堂内をよく見ると、中央の不動明王の左右に金剛夜叉明王降三世明王、軍茶利明王大威徳明王。暗くてよく見えないのですが、創建以来一度も欠かさず護摩祈祷が為されて来た仏様ということで、えもいわれぬ迫力があります。


正装姿のお坊さん3名が入堂されると、お1人は内陣の護摩壇前へ。あとの2人は後方へ。
本堂内にある大太鼓がドォンドォンドォン!と打たれます。その音の響きの大きさに思わずハッとしました。
間も無くお坊さんお2人による読経が開始。輪唱のようでとても美しい。
護摩の炎も大きくなり、ご祈祷を依頼された方のお札は火加持(護摩の炎に一瞬だけさらす)されていました。
途中、お坊さんが大きな御幣を持って我々の方に立ち、「それではお祓いをいたします」とバッサー!バッサー!と左右に大きく御幣を振ってくれます。


そして、お坊さんの読経と太鼓がダブルとなって打ち響くところがあるのですが、ここはなんだか心の中で盛り上がりますね。ひゃーすごいと思いました。


持ち物をさっと護摩の炎にさらす火加持もやって下さいます。ほとんどの方が鞄を渡していますが、前日の下調べでお財布でも良いと知っていたので(こういう箇所は抜かりなく読む私)、自分の財布をお坊さんにお渡しし、火加持してもらいました。


15分くらいで護摩祈祷は終了。
そのあと、希望者はお手綱参拝に参加可能。
普段は近づけない本堂内陣の不動明王のすぐ近くに、2人ずつ進みます。
不動明王の左手に結ばれた五色の綱を手に持つことにより、ご縁やご利益を授かる参拝です。
勝手がよくわからないので、前の組の人や、自分の隣で参拝していた人の作法を見て真似をさせてもらいました。
素晴らしかったです。お坊さんも職員さんも皆さん丁寧に対応して下さり、ありがたかったです。


本堂から外に出て、境内散策再開。
出世稲荷堂。
荼枳尼天尊(だきにてんそん)をお祀りしています。

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稲荷神社は多くありますが、ダキニ天をお祀りしているお堂はあまり見かけない気がします。
近所の方と思しきご婦人が一生懸命にお祈りされていました。幟旗も沢山あって崇敬の深さを感じます。

 


中央の神剣は、不動明王が手に持っている剣ですね。左右を固めるのは矜羯羅(こんから)童子と制吒迦(制吒迦童子)童子だと思います。

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本堂の装飾。とってもカラフル。

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護摩祈祷、また参加したいな。

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この日は、境内の一角で慰霊祭も行われていました。
参道を進む正装のお坊さんたち。

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成田山不動尊からおいとま。
意外と長岡京市からも来やすそうなので、また近いうちにお参りに来たいなと思いました。


帰途、コーヒータイム。

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お昼ご飯は「丸亀製麺」。
ピリッとスパイシーなトマたまカレーうどん。もれなくごはん(小)付き。
ちょっと取りすぎた。お腹パンパン状態で、無事に帰宅しました。

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成田山不動尊以外は初めてのところばかりだったので、また見聞を深めることが出来ました!