道すがら、臨海地域を中心に、沢山の大型工場を見ました。八戸は工業団地でもあるんですね。
個人的には八戸精錬所の建物がカッコよかった。コンビニに立ち寄った際に車内から撮りました。
写真だと伝わりづらいのですが、走りながら見ていると塔のような建築物がニョキニョキしてて、大きな建物がバーンと出て来て、なんていうか秘密基地みたいでした。
海辺にある蕪島神社へ。
見えてきました。小高い丘の上に神社があります。
手前の参道の右手は海水浴場で、地元の方が楽しそうに海に入っていました。
…にしても!暑い!ジリジリと確実に焼けていくのが分かる。汗をだらだら流しながら移動。
蕪島神社。
朱塗りの鳥居、けっこう白いもので汚れていますよね。これはウミネコのフンだと思われます。
蕪島は、大正11年にウミネコの繁殖地として天然記念物に指定されました。
毎年2月頃からウミネコがやって来て、4月に産卵し5月に孵化し、6月末には巣立ちを迎えます。
そして7月末頃から、徐々に飛び立ち始めて、8月上旬には全てのウミネコが蕪島から離れます。
少しはいるかな?と思っていましたが、全て旅立ったあと。それはそれで飛び立てたということで、良かった良かった。
狛ウミネコさん。日本でもここだけではないかしら。
こちらは狛犬さん。
拝殿が見えてきました。
永仁4年(約700年前)、海中から弁財天の尊像御鏡が浮かび上がって来たとされ、「蕪嶋大明神本地辨財天」として祀ったと伝えられています。
八戸藩では歴代藩主から厚く信仰され、南部遠江守が蕪嶋神社に男子出産を祈願したとか。
拝殿前に、瓢箪と蕪。
商売繁盛、漁業安全の守り神とされ、蕪島の「蕪(かぶ)」と「株」が同じ読みというところから、株価と人望の「かぶ」が上がるご利益があると伝えられています。
2015年11月に発生した火災によって、社殿が全焼したのですが、全国各地からの寄付とあって、約5年後に再建されました。
社殿は新しさを感じさせ、木彫りの装飾が素晴らしいですね。
境内社。お稲荷様ですね。
社殿の周りは一周することが出来ます。
右手が海水浴場。
海が美しい。
背面からは本殿がよく見えます。すごく高い建物です。
風がびゅうびゅう吹きつけて来ます。
八戸の港湾地区の工事地帯が見えます。
1周してきました。七福神の石像が置かれていて、何周かすると良いとのことで、主人は「俺は3周するぞ」とまた回り始めました。
蕪島は、古くから信仰の場として地元の方々の心の拠り所で、島そのものが御神体とされていました。
名前の由来は、諸説あります。
神嶋、神場嶋から「かぶしま」となった説。
アイヌ語の「カモメの大岩」という意味の「カピュ・シュマ」からという説。
主人がぐるぐる周回している間に、私はうみねこみくじを。
うまくウミネコ風にプリントされています。中身は吉でした。
ちょうど少し前にテレビ番組で、ウミネコがいる時期の蕪島神社が特集されていました。
空にも陸地にもお社にも飛び交っていて、すごかったです。傘を持たないとフン爆弾にやられるとか。
ヒィー暑い!と悲鳴を上げながら、境内を後にしました。