海沿いの道をずーーーっと走った先、 白神山地エリアに入りました。
青森市内からですと、なっかなかの距離ですね。
片道2時間半くらい。
世界遺産である白神山地は広大で、 様々な散策スポットがありますが、
我々が目指したのは、十二湖エリアにある青池。
「森の物産館キョロロ」の有料駐車場に停めて歩くのが便利。
白神山地の麓に位置し、33の天然湖沼がブナ林の自然林に点在。1704年の大地震による山崩れによって出来たといわれています 。
すぐ傍にある崩山から眺めた時に、12の湖沼が見えたことから、 十二湖と呼ばれるようになったそうです。
歩いてすぐのところに、鶏頭場(けとば)の池。
上空から見ると、鶏の頭の形に似ているため、 名づけられたそうです。
こちらは崩山の登山口。
数分歩いた先に、青池の標識が。
遠目にも「なんだか青い」と分かります。 展望デッキが設置されています。
白神山地十二湖の代名詞、青池。
この日は好天で、日の光が差し込み、とても綺麗です。まるでインクを流し込んだみたいなコバルトブルー。
水底に沈む倒木の姿もよく見える透明度。
神秘的な雰囲気。
この時は5、6人の観光客がいましたが、ほとんどの人は無言で、 吸い込まれるように水面を見ていました。
今回、岩木山神社の御神水、 奥入瀬渓流と十和田湖の涼やかな流れ、八戸の海に囲まれた神社、 恐山の鮮烈なまでに美しい酸性の湖、大間崎の澄んだ海、 そして神秘的な青池。
青森県の様々な水を見ることが出来ました。 素晴らしい体験でした。
青池から階段を登ると、ブナ自然林が現れます。
ここから他の湖沼も周遊するコースがありますが、 我々はスケジュールの予定でここまで。
八甲田山をドライブした時にも、 ブナ林の中を走るエリアがありました。
私は木には詳しくないけど、瞬時に雰囲気が変わりますね。 それまでの樹木から、急になんだか厳かな柔らかい感じになる。
夏場はちょっとアレなので、 秋などにゆっくりブナ林を散策してみたいなぁと思います。
再び2時間半かけて青森市内に帰着。移動時間5時間で、 白神山地の滞在時間が40分くらい(笑)。もったいなかったな。
青森市内「味の札幌 大西」にて味噌カレー牛乳ラーメン。
予想していたよりあっさりしていて、食べやすくて美味しい。
ちょっとクセになりそうな感じ。小腹がすいた時とか、 飲み会の後に行きたくなりそう。
量も多めで、ラーメン一杯で十分満腹。
さて、旅の終わり。
あとは夕刻、青森空港から伊丹空港へ飛び立つのみなのですが、 最後にドキドキする出来事がありました。
空港の職員さんから「伊丹発の青森行の便が遅れています。 それに伴って、青森発の便も25分ほど時間がずれる」とのこと。
あー、そうなんですね。ハイハイOK!という感じで、 空港のエアポートラウンジを利用しました。 初めて利用するラウンジ。今まで知らなかった。 ふかふかのチェア、沢山の飲み物( 青森なのでリンゴジュースあり)…なんて快適なんだ。
フワフワ気分で「ちょっとお土産見てくるわ♪」 と1人で空港のショップを見に行ったとき、 空港のアナウンスが耳に入ってきました。
遅延中の青森発、伊丹行の便は、 伊丹空港への着陸が21時を過ぎそうな場合は、 関西国際空港へ向かう可能性がある、とのこと。
我々は伊丹空港近くの民間の駐車場に車を預けていて、 21時半までに伊丹に着かない場合、 駐車場の営業時間が終了するので、 車の引き取りが翌日になり延滞料金が発生する。
もしも関西国際空港着になった場合は、 関空から電車やら徒歩で約2時間かけて帰宅し、 次の日も電車を乗り継いで伊丹空港近くの駐車場へ行かねばならな い。
それはちょっと嫌だ。いや、かなり嫌だ。勘弁してほしい。
既にお土産を見る余裕をなくした私は、 慌てて駐車場に電話したりパタパタしていました。
夜の便だとこういう事があるんだなと勉強になりました。
25分遅れで飛行機は青森を出立。
順調なフライトですが、伊丹空港上空近くで着陸混雑待ち? か何かで上空待機。
窓際の席に座っていた主人は、激しく光る雷雲を見たとのことで、 「あれが原因で着陸出来なかったらどうしよう」 と思っていたとか。
結果、20時55分に伊丹空港に着陸。セーフ!ギリギリ。
ちなみに、着陸30分前くらいに「当機は大阪国際空港、 伊丹空港に着陸予定で…」と畿内アナウンスが流れました。
「伊丹空港って聞こえた」とホッとしたのですが、前半の" 大阪国際空港"を"関西国際空港"と聞き間違え、「待った。 でも関西国際空港とも言ったやんな?うわぁ」 と再びドキドキし始めました。
機体が伊丹空港で降下し始めたときは、本気で安心しました。
そんなこんなで、 おかげさまで無事に青森旅行を終える事が出来ました。
青森は本当に良いところでした!
東北は見どころも多く、またゆっくり回りたいと思っています。