さて、出雲初日のお昼は、出雲蕎麦でしょ!とナビでお蕎麦屋さんを行き先に設定。
しかし、目当てのところは休業中でした。
その後に目指した別のお蕎麦屋さんはお昼前ながら、既に大行列。
じゃあお蕎麦でなくてもいいから、どこかやってないかな?と辺りを散策。臨時休業だったり、敷居高そうだったりで、なかなか見つからず。
夜中2時起きで朝食抜きのため、すでにお腹ペコペコ。
このままでは食いっぱぐれてしまう。
Google Mapとにらめっこしたところ、近くに、旅行中に行こうと思っていた酒造店を発見。とりあえず、そちらに行く事にしました。
アーケードの中にある旭日酒造。
明治2年創業。
とても魅力的なディスプレイ。私のような観光客にも非常に入りやすい雰囲気でした。
お土産用など、色々購入させていただきました。
純米吟醸「八千矛」。出雲大社の御神酒。
純米酒「十旭日」。にゃんにゃんカップとわんわんカップ。ラベルのデザインが素敵。
純米吟醸「癸卯」と「壬寅」。干支ラベル。来年は辰ですね。
旭日酒造を出て、近くにあったローソンで、おにぎりとからあげくんを購入し、車内でサクッと食べました。出雲蕎麦はまた明日。
出雲市から南へ。
斐伊川(ひいかわ)の流れに沿って、気持ちよく走りました。
斐伊川は中国山地の船通山に源流があり、宍道湖に流入する一級河川。
出雲神話にゆかりの深い川で、八岐大蛇退治の舞台として有名。古事記では「肥河(ひのかわ)」と記されているそうです。
山の中を走り、雲南市、 峯寺(みねじ)に到着。
観光客はあまり来ない感じの場所にあります。
狛犬さんたち。
笑顔に見えますね。
こちらは摩耗が激しく、頭部は苔に覆われていました。
こちらは山門かな。
正面に阿吽の金剛力士像。
素朴な造形とお供えされた花が柔らかな雰囲気。
山門を抜けると本堂が見えます。
こちらはその左手にある寺務所のある建物。
斐伊川沿いを走りながら思いましたが、出雲にはこの明るい茶色の屋根の建物が多かったです。京都や奈良ではあまり見かけない色。こういうのが興味深いです。
御本尊は大日如来。
創建は斉明4年(西暦658年)。
修験道の開祖である役行者が出雲地方を巡錫中、 この地に庵を結び修行。 更に後世には弘法大師空海上人がこの地を選ばれ、 密教の道場をここに開きました。出雲大峯(いずもおおみね) とも呼ばれています。
毛利氏や尼子氏といった領主の崇敬を受け栄えました。
全盛期には近隣諸国の山伏を統括する規模だったのだとか。戦災や明治維新による神仏分離を経て、現在に至ります。
私は修験道系の山やお寺が好きで、更に、役行者+ 空海上人の最強タッグ。これは行かねば!と思い、 今回の行程に組み込みました。
とても静かなお寺で、本堂の大日如来様をひとりじめ状態で、お参りさせてもらいました。
呵呵とした布袋さん。