曇り空。
久々に、伏見稲荷大社へ。
いつもお昼ご飯を食いっぱぐれてしまうので、今日こそ早めに。
参道脇の「日野家」で親子丼。
楼門。
神楽殿の向こうに、本殿。
千本鳥居の始まり。
わかれ道。
人生はこれの繰り返しなのかしらん。
ちなみに出口は一緒。奥社奉拝所になっております。
急ぎのスケジュールで来られた方は、たいてい、ここまで。
更に続く千本鳥居の世界へ。
黒鷺でしょうか。
石段が見えてきた。
「お塚」と呼ばれる祠の数々。
それぞれの家で祀っている「何某稲荷大神」の神名を、石に刻んで、それを稲荷山で祀りたいとする信仰心の表れ。だそうです。
不思議な雰囲気。前に来た時も日記に書きましたが、夜中、一人でここに来る根性はない。
石段を上がり切ると、熊鷹社。
蝋燭の炎の効果もありますが、なんていうか、いつ来ても迫力があります。
一の峰へと続く人々の姿が途切れた時、朱色の鳥居の世界に、自分ひとりだけ。永遠のように続く鳥居の先に、出口はないのかもしれぬ。
なーんちゃって。
ぐるっと回って地上に帰ってくるルートです。
しかし、ちょっとした山登りなので、道々、こういう事もあります。
おっちゃんは、私を追い抜いて行きました。ご同行の人々とは会えたのかな。
お茶屋さん。
その中の一軒「瓢亭」に入ってみました。(京都市内にある同じ名前の高級料亭とは関係ないと思われます)
そのとき、お客さんは私のみ。森林に面した特等席、ゲット。
ずっと石段上りだった為、火照った肌に、硝子戸から入ってくる風が、そよそよと、とても気持ちよい。
わらび餅。400円。
足下のベープ。熊の形の容器である。こんなのあるんですね。
今、自分がどのあたりにいるのかわからないのだが、多分、三の峰あたり。頂上の一の峰まで行って、ぐるっと回って帰ってこようかなと思っていたが、もう疲れちゃったので、ここで引き返す。
四ツ辻と呼ばれる辺りで、人慣れした猫と遭遇。
帰りは下りなので、ちょっと楽ちん。
無事に奥社奉拝所まで帰還。
カップルのデート率、高し。
千本鳥居から帰還。
参道脇の歴史ある「祢ざめ家」。昼間は、混んでいて入れなかったので、にょろりと入ってみた。
伏見稲荷名物、ピン焼き。雀とウズラがあります。
以前、雀を頂きましたので、ウズラを選択。
丸ごと、店頭で焼かれていて、お店の方が食べやすいように、切って、甘辛いタレをかけてくれます。
雀より、肉厚。
骨があり。これは食べちゃっていいのか、取り出すものか、わからなかったので、「これくらいなら、いっちゃえ」と思い、全て噛み砕いて、残さず頂きました。滋養がついた心地である。
今日は、千本鳥居を一周しようと思っていたけれど、まだ暑いな。
私が一周出来る日は、来るのだろうか。
まー、しかし、こないだより奥地に来たことは確かだ。
無理せず、いける時にいきゃいいか。
と、思いながら、ウズラの最後の一口を、噛み砕いてました。
ご馳走様でした。