朝食時、こないだ、醍醐寺に行った際に、売店で購入した胡麻豆腐を、出してみました。
普通の胡麻豆腐と、ピンク色の方は、しそ味。
だんだん、R君が朝に食べられる量の加減が解ってきた。トーストは一枚を二人で分けて食べるのが、ベストサイズのようだ。
いま、大学の授業で、日本のとある女流作家の有名な小説を読んでいるそうな。
R君は、私の言葉を聞き取っているのだが、文章を読むのが、苦手である。
朝食の間、その文章の中で、わからない単語の意味の質問を、受けた。
「夜明け、というのは、夜が更けて行くことですか？」
「いいえ。逆。サンライズのこと」
「台所で息絶えたい、というのは？イキ、タエル？」
「えーとね。台所で死にたい、ってこと」
「oh!イイネー!!」（大ウケ）
そんな感じで、色々と説明していた。
「そっと、とは？」
「……うーーーん。OK！こういうことです」
私は、ちゃぶ台の上に置いていたタオルを、そっと、持ち上げ、そっと、置いた。
「私は、いま、タオルを、そっと、置きました」
「oh!!」
そっと、って、口で説明するの、難しいですね。
