yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

ショコラ

一月下旬の、とある昼下がり、うどんを食べていると、
「そろそろ、バレンタインですね」
と、弟R君が、言い出した。

聞くところによると、アメリカにも、勿論、バレンタイン文化がある。
しかし、日本とは、ちょっと違い、ホワイトデーがない。
なので、バレンタインデーは、女性が男性に思いを打ち明ける日であると共に、男性が女性に思いを打ち明ける日でもあるらしい。
そして、義理チョコ、友チョコ、などの概念が、あまりない。
おお。
なんていうか、日本より、真剣勝負な雰囲気だ。
「いいなぁ。チョコ、欲しいなぁー。僕、欲しいなぁー」
「そうやねぇ。学校でもらえるんじゃないかな?R君が大好きな、AKBのともちん似の女子から貰えるといいね」
実は、R君のチョコは、もう用意済みである。
母と私より、家族としての親しみを込めて。
当日まで黙っておく。


お昼ご飯、粕汁


というわけで、百貨店のバレンタイン催事場へ。
三連休ということで、やはり、そこそこ混んでいる。
ぐるぐる回遊しているうちに、何を買うべきか、わからなくなった。
やー。目移りしますね。
とりあえず、毎年、自分用に買う「菓子職人」の抹茶トリュフは、真っ先に購入。

人混みから抜け出し、外のベンチで、今日もカップベンダー珈琲を飲む。


こう、男性にとって、どうなんですかね。
チョコを貰うことは、嬉しいことなんでしょうか。
人によっては、めんどくさいだけじゃないのかな。
例えば、慣例化している職場のバレンタインチョコとか。
お返しするのかしないのか。するとしたら何が当たり触りないか。予算はどれくらいか。とか。

私が男性だったら…
……
やっぱり嬉しいかな。

2年前に結婚した私の知人(♂)は、職場で、同僚であった今の奥さんから、チョコをもらった。奥さんは、ありったけの勇気を出して、連絡先を忍ばせていた。それがなれそめ。
いい話だ。実に。
奥さんは、どちらかというと、大人しく控え目な女性で、とても、そのようなアプローチをするようには見えない。という部分にも、私はおおいに感嘆した。

今日のバレンタイン催事場には、きっと、そんな秘めたる思いを持った女性陣が、何十人もいて、真剣にチョコを選んでいたことだろう。
うまくいってもいかなくても、恋する女性は美しい。