久しぶりに松尾大社へ。
四条通りの西の突き当たり。松尾橋を渡ると、朱色の大きな鳥居が見えてきます。
西暦701年に、秦忌寸都理(はたのいみきとり)が社殿を造営しましたが、それ以前より、背後の松尾山に残る磐座で創祀されていたとされています。
京都の中でも最古級の神社。
楼門。
楼門を守る随身の神像が、カラフルです。
手水舎に行く前の小川。
手水の亀さん。亀は松尾大社の神使。
今は柄杓なし。亀さんの口から直で手に受けます。
緑深い松尾山を背に、拝殿が見えます。
松尾大社は京都の中でも大きな神社なので、ほぼ毎回と言って差し支えない確率で、晴れやかな神前結婚式と遭遇しますが、新型コロナウイルスの影響で、現在はひっそりとしていて、祭典等は休止中。
恋愛成就のご利益があるという相生の松。
古代豪族の秦氏の氏神として奉斎されていますが、中世以降はお酒の神様としても篤く信仰されています。
紅白の紐のついた杉玉と、奉納された日本酒樽。
本殿前の釣殿。いつ見ても堂々たる風格。
穏やかで包容力に溢れた神社だと思います。
この時期なので、行われているかどうかは未確認ですが、時間制で本殿特別参拝というのがあります。1000円を収めると、神職さんによる説明とお祓いを受けて、本殿近くでの参拝が可能。
次回来るときは、是非お願いしたい。
さて、こちらも好きなエリア。本殿裏手にある滝御前へ。
松尾山の水源から流れて落ちて来る流れが、小さな滝となっています。霊亀の滝と呼ばれ、いつ来ても清々しい。
滝御前から振り向いたところ。流れ落ちる水が小川となって境内へ。
その小川を渡ると、名水の亀の井。
松尾山からの湧水の泉。
本殿前エリアに戻り、何となく空を見ると、北の方から真っ白な鳥が飛んできました。鷺でもなく鳩でもなく…おー!なんか来た来た!と見上げていると、どんどん近づいて来ます。白い鳥は私の頭上を飛び抜けて、お社の屋根の向こうへ。
なんかいいものを見たような有難い気がしつつ、「フン落とされなくて良かった」とも思ってしまいました。