yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

麒麟がくる?谷性寺

日曜日の午前中、主人ネコ男氏が「よし。出かけるぞ」と言い出したので、お昼ご飯と義実家用の買い物だと思い、その辺に行くつもりで家を出ました。

亀岡のワークマンとユニクロに寄ったあと、「一ヵ所だけ寺に行くぞ。ここや」ということで、向かったのがこちら、明智光秀公ゆかりの谷性(こくしょう)寺。

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亀岡の湯の花温泉郷を越えた、旧篠山街道沿いの田園地帯の中にあります。

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大河の「麒麟がくる」を見ていますが、いよいよクライマックスですね!ハセヒロの光秀公を見ることが出来なくなるのは残念。最終回の前に、ゆかりのお寺にお参りするのは、けっこうワクワクしました。

お寺の前の由緒書。
ご本尊は不動明王

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山門。創建は平安時代だそうです。  

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山門に桔梗紋。

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入ってすぐ、左手に明智光秀公の首塚がありました。

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光秀公は、こちらのお寺の不動明王を厚く信仰し、本能寺の変を決意した際に、「一殺多生の降魔の剣を授け給え」と誓願し、本懐を遂げられたとのこと。

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ちなみにネコ男氏は「ドラマ残り2回、頑張ってください!」と訳の分からない事を言ってました(笑)

正面にあるこちらの建物が本堂かと思いますが、中に入ることは出来ませんでした。

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玄関先に、書き置きの御朱印がありました。1枚いただきました。

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仁王様がいらっしゃいました。

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明智山門。
元々は、亀山城下の西願寺の門でしたが、昭和51年に廃寺になる際、谷性寺に移築されたそうです。

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庭園。

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鎮守社でしょうか。小さな祠がありました。

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こちらは、以前は石碑や仏像があったのかもしれませんね。

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お寺を後にし、石段を降りていきます。

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谷性寺に隣接して、篠葉神社がありました。
ネコ男氏が「岡崎体育ッ!」と言いながら岡崎体育さんぽいポーズを取っています(^◇^;)

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延喜年間(902〜926)に、清和源氏の始祖である貞純親王が創建されたそうです。天正時代の戦火で焼失しましたが、承応2年(1652)に氏子の方々によって再建されたそうです。

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御祭神は彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)他、2柱の神様。
由緒書を見ながら、これがなかなか言えず、「ひこほほほほでみみこと」「ちゃうちゃう。ひこほでみみみこと…」等々、苦戦しました。

境内は静かで、大きな御神木があちこちにあり、素晴らしかったです。

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集落の氏子の方々に大事にされてきたんですね。谷性寺のお隣なので、ひょっとしたら明智光秀公もお参りに来られたかもしれませんね。

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そして夜、「麒麟がくる」の放送がありましたが、なんだかいつもより熱心に見てしまいました。
ドラマを見ていると、上から下から頼られる光秀公の中間管理職ぶりに「はー。大変やなこりゃ」と思ったりしますが、実際の光秀公はどのような方だったんだろう、と首塚の前で思いながら、お参りしました。

丹波地域では、善政を敷いた君主として評判はいいと思います。戦国時代と現代とでは、ものの考え方や価値観は違うでしょうし、こういうドラマでもイメージが作られ変わっていく。
光秀公が「麒麟がくる」を見たら「ほー!そう来たか。うーん、まぁ、どうであろうな。フフフ」と意味ありげに微笑まれるような気がするなぁ。