白山中居神社から山を抜けて、長良川のほとりに、道の駅白山文化の里長滝があります。
長滝白山神社を起点とし、先程行った白山中居神社を経て、白山へと通じる美濃禅定道の中心地の一つ。
ここは神仏習合色が濃厚。
濃厚というか、今も同じ敷地に長滝白山神社と長滝寺が同居しているという、かなり珍しい神社だと思います。
明治維新以前は白山中宮長滝寺として栄えていました。神仏分離により、長滝白山神社と長瀧寺に分離されたのだそうです。
参道には元々宿坊があったのか、蔵泉坊跡などなど、史跡が残っています。
神社だけどお寺でもあるという、不思議さ。
紅葉も綺麗でした。
護摩壇跡と金剛童子堂。
白山登拝に際して護摩を焚き、祈祷をした場所とされています。
石段で、地元の若いお母さんと2歳くらいの子どもさんとすれ違いました。
子どもさんは「また来るね〜」と言いながら、手を引かれて石段を降りて行きました。めちゃくちゃ可愛いやんか！とマスクの中でウププと微笑んでいると、背後で「今日はもういいよ。また来よ」とお母さんが子どもさんに言っているのが聞こえました。どうやら石段を降りたものの、また行こうと子どもさんが再び登り出したようです。
ますます可愛いやんか！と満面の笑みで石段の上まで到着。
ここぞとばかりに、iPhoneのパノラマ撮影を使ってみました。
境内は、左側が長滝寺で、右側が長滝白山神社になります。
正面の大きな建物が長滝白山神社の拝殿。
この拝殿がすっごく大きいです。
中に入ると、なんだか迫力があります。
古い絵馬も奉納されていました。
拝殿の背後に本殿があります。
すごく大きくて立派、かつ重厚なお社で、写真ではそれが伝わらないのが歯がゆい。
同じ白山神社ですが、白山中居神社とはまた違う雰囲気。
左右には境内社。
こちらは長滝寺の大講堂。天台宗となっています。
丘の上にあるのは薬師堂かな？
社務所の近くには、白山登拝の絵地図などが掲げられており、かなり興味深かったです。
白山、登拝してみたいけれど、駅の階段で息切れ中の今の私には到底無理ですね。
しかし念願の美濃禅定道の白山神社二箇所にお参り出来て、とても嬉しかったです。
さて、ここから車で30分、最後の目的地、郡上八幡へ向かいました。
