長滝から車で約30分、水の町、郡上八幡に到着しました。
旧庁舎記念館前の駐車場に車を停めて、いざ。
7、8年前の数年間、仲間内で郡上踊りに参加していました。
郡上踊りは、7月中旬から9月上旬にかけて約2ヶ月に渡って毎夜開催される日本一ロングランな盆踊り。
道路や広場、神社などに屋台を移動させて、輪になって踊ります。
クライマックスの4日間は数万の踊り子が夜を徹して踊る徹夜踊りが行われます。
京都を夕方に発ち、夜に郡上八幡に着いて、22時頃まで郡上踊りに参加して、夜中に京都に帰るという弾丸プランでした。
夜の郡上八幡は祭りの熱気もあり、浮かび上がる提灯の明かりも幻想的で、とても魅力的でした。一度ゆっくり昼間に来てみたいと思っていたので、今回の行程に加えました。
新橋から吉田川。
素晴らしい景色でした。
水舟。郡上八幡特有の水利用のシステム。これは旧庁舎記念館前にある観光用のモデル。
水路から水を引き込んだ二槽か三槽からなる水槽で、最初の水槽が飲用水や食物を洗うのに使われ、次の水槽で汚れた食器などの洗浄を行います。洗う事で出た残り物は、そのまま池に流れて飼われている魚のエサとなり、水は浄化され川に流れこむのだそうです。
新橋を渡ったところにある神農薬師。
肴町を歩いて行きます。
本町との交差点。
今まで、来た時は同行の仲間たちに道を任せて何も考えず付いて歩いていたので、いざ一人になると「えーと、あの道どこやっけ?」の状態。
ここでも地図をバサバサと縦に横にしながら移動。
あったあった!本町の清水橋の袂にある宗祇水。
日本名水百選の一番手に選ばれたお水です。
文明年間、連歌の宗匠である飯尾宗祇が和歌を学ぶために、この泉のほとりに草庵を結び、清水を愛飲したことから名付けられました。
今も地域の方々が生活用水として管理されているのだそうです。以前来た時は、確かお水が飲めるようになっていたと思うのですが、コロナ禍の関係か不明ですが、この日は取水出来なさそうでした。
清水橋の下から小駄良川。
宮ヶ瀬橋。
この日は修学旅行の学生さんたちが沢山来ていました。
橋の上から。
新町通り。
お店が沢山並んでいます。
踊りの季節は、下駄屋さんは大繁盛なんだろうなと思いながら、ぶらぶら。
やなか水の小道。
生活道路だった道を約8万個の川石で装飾し、水路にも石をはめこんだ小道。絵になります。
お昼ご飯。
旧庁舎記念館の中にある旧庁舎食堂で、ハヤシライス。
お土産売り場の片隅に飲食コーナーがあり、正直落ち着きませんが(笑)、お肉たっぷりで美味しかったです。
郡上おどり柄の小皿を購入。
いがわこみちへ。
寛文年間に出来た用水で、地元の方々によって大切に管理されており、アマゴやイワナ、鯉などが泳いでいます。
飛騨古川と同じく、豊かな水の恩恵を受けている街ですね。
地域の方々が実際に使われている洗い場だと思います。
新橋に戻って来ました。
郡上八幡名物、夏になると地元の子ども、若者がここから12メートル下の川の中へ飛び込む映像を、ニュースなどでよく見かけました。
今はやってるかどうかわかりませんが、実際に橋の上から下を見ると、「無理無理無理無理」と高速で首を横に振れるくらい高いです。
私は眺めるだけで充分満足満足!
旅の最後に水の街、郡上八幡、満喫しました。
京都への帰途、多賀SAで「運転疲れた…。何か甘いもん」と思いながら買ったえびマヨねり天。
どこが甘いもんやねん、と自分にツッコミながら熱々をベンチで頂きました。柔らかなねり天の所々に、プリプリの小海老と、マヨの風味。予想以上に美味しかったです。
主人と義父用のお土産に日本酒を献上。
今回のひとり旅は、天候にも恵まれ、紅葉は最高、行く先々で地元の方々の優しさにも触れて、素晴らしい神社仏閣にもお参り出来て、かなりリフレッシュさせてもらいました。
さて、これで飛騨旅行記は終わりです。
長らくお付き合いいただきありがとうございました。