yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

春の気配の柳谷

連休の2日目、昼食後に長岡京市内の柳谷観音こと揚谷寺に行ってきました。お久しぶりですね。
自宅からは車で15分くらいなので、「いつでも行けるけんね」と、しばらくご無沙汰してました。

お寺までの山道は広くはなく、蛇行しながらカーブミラーをチェックし、対向車が来そうな時は幅が広めの所に停車して過ぎるのを待ちます。
お寺の花手水がすっかり有名となり、テレビや雑誌の取材も多くなり、今のような桜が咲く前のオフシーズンでさえ行き交う車がけっこうありました。

写真右手、いつも来た時に駐車するお寺に近い駐車場が工事中で、少し坂道を登ったあたりに第一駐車場が出来ていました。何か新しく作られるのかもしれませんね。

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山門。
四脚門(刺脚門)と呼ばれ、元々は皇族や使者がお越しの時のみ開門されていました。

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龍手水前にハート型のフォトスタンドが。

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せっかくなので撮ってみました。
なんか、ハートがうすらぼんやりしてしまった(笑)

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さて本日の龍手水。これまた華やかで春到来を感じさせてくれます。

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龍の口の下あたりに、白い小鳥さん。

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この黄色いふわふわしたお花、いいなぁ。

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本堂。
江戸前期の建立で、土足のまま中に入って観音様の目の前まで行って拝むことができます。ご本尊は眼病に霊あらたかな十一面千手千眼観世音菩薩。普段は白い幕がかけられています。

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お堂の中は落ち着いた穏やかな空気が漂う空間となっており、色々なお寺をまわった中でも、私的には非常に安らぎを感じます。

本堂から奥之院へと繋がる経路にある名勝庭園、浄土苑。江戸時代中期の作庭。

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お庭には花手水が二つ。
洋風のお花と緑色の苔のコントラスト。

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竹の上にエンジェルがいる!
手水の底には白いハート。ホワイトデー的なやつでしょうか(笑)。いろいろ凝ってますねぇ。

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上書院あたりからの庭園。
菩薩や如来に見立てられた石がところどころに配されています。

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奥之院への木の階段。毎回書きますが情緒があります。一番上まで登る途中で息切れするけど。

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奥之院。

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ハートのベンチ。

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裏手にある奥之院眼力稲荷と愛染堂。

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別の経路で下まで降りて行きます。

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先日の伏見稲荷にあった眼力稲荷社から勧請されました。通常の参拝の他に、特別なお願いをする時の参拝方法があります。お百度参り的な感じです。

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下の境内に下りて来ました。
花手水の数が増えていて、見つけると嬉しかったです。このポンポンマム、かわいい。

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無料休憩所に何だかカラフルなものが。

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紙などで作られた花手水の造形。お水部分の波紋とかよく出来てますねぇ。

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これはまた苔具合と相まって情趣ありますね。

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書院前。ライトアップされた和傘がすてき。

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せっかく柳谷さんまで来たら、独鈷水(おこうずい)は一口でも飲んでおきたいですね。

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弘法大師空海上人が独鈷でもって掘り当てた眼病平癒の霊水。

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こちらの柄杓にお水を汲ませてもらい、入れ物がある方はそちらに入れると良いですね。以前はカップがありましたが、コロナ禍というご時世的になくなっています。

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私は何も持ってなかったので、柄杓から手に少しだけお水を受けて、手から飲みました。冷たくて美味しいです。

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この独鈷水のあるゾーンは独特の神秘的な雰囲気があって好きです。

さて、境内を後にし、石段の途中にある中段ゾーンにある役行者と前鬼後鬼の像を見る。来ると毎回見ちゃう。右側の不動明王の石像のすり減り具合がすごい。

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昔はこの滝で水行をされていたそうです。ここにも役行者が。

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不動明王像の下に大きな石鉢を頭に乗せた邪鬼さん。
踏まれてなくて鉢で抑えられているのは珍しいような気がする。

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私が不動明王などを見ていると、奥からお寺の奥様かな?綺麗な女性が来られて、少し奥に梅の花が咲いていて良い香りがしますよ、と教えて下さいました。
確かに、奥の方に1本の梅の木があり、紅梅が咲いていました。顔を近づけてみると、ほんとにいい香り!
教えていただいてありがたかったです。

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お茶屋さんのお庭にあった菜の花とビー玉の花手水。

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お寺が有名になってきて参拝者も増えてきて、色々と境内を整備されたりしていたので、長岡京市民の1人としては、市の知名度も上がって嬉しい限り。
またお参りに行きたいと思います。

出かける前に、在宅ワーク中の主人から「セブンイレブンのクーポンあるから、帰りにおやつ買って来るべし」という指令を受け、いざ(笑)。
さくらあんと2種のお団子パフェ。

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さくらわらび餅ゼリーに、桜味のムース、抹茶あんホイップ、さくら餡、草団子、白玉、生クリームにはさくら風味のチョコが散らされています。

見た目からして、まさに春爛漫ということで選んでみました。美味しゅうございました。