拝殿下までやってきました。朝霧が背後に流れて来て、実に神々しい雰囲気です。
創祀は伝崇神天皇61年(紀元前37年)。
出た!紀元前。なかなかないですよ、紀元前。
玉置神社自体、まだまだ謎に包まれており、 とにもかくにも気が遠くなる遥か太古から信仰の地であったことに、深い感銘を感じます。
狛犬さん。
境内では風に流された朝霧がブワーッと移動中。
境内社ゾーン。
境内社の背後を抜けて行くと、夫婦杉。
その奥に、先程参道からも見る事が出来た神代杉。
さすが樹齢3000年。長い長い年月を経てなお緑の葉を揺らしていることに畏敬の念を覚えます。
シダの狭間から露草。
拝殿を過ぎて、境内の三柱神社へと続く道。石畳と緑のコントラストが美しいです。
蝶々がヒラヒラ。
アカマダラの夏型でしょうか。(ネットで見ただけですが)
ここから玉石社を目指し、更に前回は体力的にギブアップした玉置山山頂へ向かいます。
ここからは20〜30分ほどの登山。
この先、なかなか急勾配だったんよね、と思い出す。
苔がすごい。
木の根っ子に石仏。
山頂はまだまだ先。
息を切らしながら、ゆっくり登りました。
気温も低めで風もあって涼しいのですが、もう汗だく(笑)。たまに立ち止まって涼んでました。
生きものみたいな木。自然のアートですな。
もうすぐしたら玉石社。
見えてきました。玉石社です。
古代の信仰様式を残したお社で、社殿はありません。
奥の大きな2本の木の真ん中に少し見える黒い石が御神体石かと。
玉石社の奥に、霊石三ツ石神祠。
3つの石が並んでおり、ひとつは木の根のあたりにめり込んでいました。石が先か、木が先なのか。
玉置という名称との繋がりをなんとなく感じますね。
前回はここでギブアップしたので、本日は更に上へ!
よいせよいせ、と足元に気をつけながら登ります。
山頂に近づくにつれて勾配は急になる。
山頂1076.4mに到着!
玉置山は沖見岳とも呼ばれ、遠く熊野灘を見る事も出来るのだとか。私がここから眺めた限りでは海は分からなかったので、他の方向からは見えるのかも。
沖見地蔵尊。海難事故で亡くなった方のために建立されているのだとか。
山頂部分はそんなに広くはありませんが、空が近くて、雲が流れて行く様子がよくわかります。
天気も良くてポカポカして、風も吹き抜けて行くので、非常に爽やか。
誰もいないのをいいことに、思いっきり深呼吸。
ぼんやり遠くを見ていると、赤とんぼがたくさん飛んできました。
標高1000m越えても赤とんぼっているんやなーと思いつつ、ふわふわ飛ぶ彼らを眺めて、山頂を後にしました。
大きなつやつやどんぐり。
下山はズリっと滑らないように、ヒィヒィ言いながら降りました。
山を降りる途中、前後から「キイキイ」という鳴き声とガサガサという物音が聞こえてきて、立ち止まって探せども姿はなく。鳥かな?のっけにイノシシに遭遇していたので、一瞬ドキッとしました。イノシシって何て鳴くんだっけ。鹿も違うよね。猿?などなど考えながら平坦な辺りまで戻りました。さすが玉置山、生き物も沢山いるんですね。
出来れば今年中に行けるといいな。
帰途、道の駅かつらぎでランチ。
ワンプレートセット。タンドリーチキン、サーモンフライ、さつまいもサラダ、バゲットなど。
玉置神社は相変わらず素晴らしい神社でした。
距離もあるし、道中の運転は山道が長く、なかなか大変ですが、また行きたいと思わせる場所です。