次は私のリクエストで、大鳥大社へ。
昔の同僚が堺市在住で「大鳥大社、いいですよー」 と言っていたのを思い出したのでした。
鳥居の前に数台車を停められるスペースがありました。奥の方にもあるようです。
一の鳥居前の狛犬さんの頭の上に、鳩さんがおもむろにON。
そんなとこ乗ったら怒られるよ~と言いつつ鳥居を通過。
可愛い梅の花も今が盛りと咲いていました。
ここには「根上りの楠」という御神木があると聞いたので、 境内の大樹を見る度に「これがあの根上りの楠か」 と写真を撮ってますが、正確にはもっと先にありました(笑)。 こちらは手水舎横の楠。
本殿ゾーンが見えてきました。
鳥居前には、対の位置にオガタマの木があります。
ぐっと力強い空気を感じさせる拝殿と本殿。
御祭神は、日本武尊、大鳥連祖神。
全国にある大鳥神社や大鳥信仰の総本社。
古事記のヒーローである日本武尊をお祀りしています。
日本武尊は伊吹山の神に戦いを挑んだものの病に倒れ、 伊勢国能褒野で薨去。遺体はその地に葬られましたが、 魂が白鳥となって飛び立ちました。 大和国琴引原や河内国古市に降り立ち、最後に、 この大鳥の地に舞い降りたので、 お社を建ててお祀りしたとされています。
…と思いきや。
元々の御祭神は、大鳥連の祖神であるらしいです。
長い長い歴史のなんやかんやで、 古事記や白鳥伝説と結びついたりして、 日本武尊の名前が出てきたのではないかと。
なのでメイン(?) は大鳥連祖神がお祀りされているお社なのだろうと思われます。
拝殿の奥に見える本殿は大鳥造といいます。
出雲大社造に次ぐ古形式。珍しい建築様式なのですね。
こちらも、「おお、今度こそこれが根上りの楠だろう」と撮影。 こちらもそれではありませんが、とっても立派な御神木でした。
拝殿前にあった小さな祠。
境内社の大鳥美波比(みはひ)神社。
御祭神は天照大神。
相殿に菅原道真公をお祀りしているので、撫で牛さんがいました。
好きな感じの狛犬さんたち。
左手に四社合祀殿の祠があります。
ここで私は「んん!」と目をかっ開き、 少し離れた場所で何かを見ていた主人を呼びました。
猫ちゃん!
猫ちゃんだ!
猫ちゃんは女性の高くて優しい声が好きであるという情報を元に、 私は通常時の1オクターブほど高い裏声で「猫ちゃ~~ん。 かわぅいぃねぇ~」「いい子だねぇぇ~」と気持ち悪い声で接近。
猫ちゃんは可愛らしい声で「ミャア」「ニャ~ン」 と答えてくれます。
答えてくれるものの、 近づく主人に距離を取り最終的には藪の中へ行ってしまいました。
あーあ、行っちゃったよ。とぼやきつつ、 ようやく根上りの楠に到着。樹根が隆起していることから、「 根上り」「値があがる・価値が上がる・運気が上がる」 とされています。
根元には小さな祠がお祀りされていました。
「ほう。値上がりとは縁起よし。収入増えますように!」 と我ながら物欲全開で参拝。
神域は千種森(ちぐさのもり)と呼ばれています。
白鳥が舞い降りた際、 一夜にして樹木が生い茂ったと言われています。
さて、元来た参道を戻り、一の鳥居が見えてきました。 上の方に鳩が二羽座っているのが見えました。
「あれって、さっきの子たちじゃない?」と主人と話していると、 鳥居を通過するタイミングで飛び立ち…。
再び狛犬さんの頭上にON。ドヤ顔に見えてきた。
「好きなんやね。君たち。そこが」と言いつつ撮影。
参拝者のお出迎えとお見送り担当なのかもしれませんね。