最後にどこかで梅林を見ようということで、 主人の提案で多治速比売(たじはやひめ)神社へ向かいました。
神社の近くには荒山(こうぜん)公園という梅の名所があり、 梅見客で駐車場はなかなかの賑わいでした。
主祭神は多治速比売命。
創建は宣化天皇の時代(西暦530年頃)の頃とされています。
神社は荒山宮(こうぜんのみや)とも呼ばれています。
朱色の社殿は、なんだかとっても雅な雰囲気。
広い拝殿前。穏やかな空気感。
明治初年までは神仏習合だったそうですが、残るのは神社のみ。
室町時代の建造である本殿は国の重要文化財に指定。
この日は主人もいたので本殿をさっとお参りしたのみになりました が、境内には坂上神社や鴨田神社などなど、 13の摂末社があります。
梅林へ。神社から歩いて3分くらい。
広大な敷地に、1400本くらいの梅が咲きそろっていました。
昭和38年に泉北ニュータウンの造成計画に伴って、 多治速比売神社の社有地の大部分が売却されて、 住宅や荒山公園が作られたのだそうです。
元々は神社の境内だったのですね。かなり広いな。びっくりです。
梅林のすぐ近くには住宅地があり、 ここに住んでいる人たちは窓から梅見が出来るわけですね。 いいなぁ。ちょっと散歩に、 という距離でここに来ることが出来るとは、羨ましい限り。
このあと公園をぐるっと歩いたのですが、 芝生の遊具ゾーンもあり、テニスコートもあり、なかなかの広さ。
お子さんがいるご家族にとっても充実した公園だなと思いました。
ひとしきり梅林で目の保養をさせてもらい、 ニンニク臭を漂わせながら堺市を後にしました。
今回は3か所神社に行くとは思ってなかったので、 個人的にはウハウハでした。
仁徳天皇陵古墳は、視覚的にはどうしても「森かな?」 という感じで。巨大さゆえ。
上空から見たら「うわああ、すっごー!」となるとは思いますが、 ヘリ遊覧まではさすがに…。 どなたかやってみてくれませんでしょうか(笑)