高天彦神社のある集落から、車で移動する途中に広がる風景。
ここは金剛山の山麓なので、平地より高いところにあります。季節やタイミングによっては雲海が見える時もあります。
御所市、高鴨神社。
もはや「高天彦神社のあとはここ」 と決めているかのように、毎回行きます。こちらも静かな集落の中にあります。
鳥居前の狛犬さんたち。
白砂の参道が清々しい。
弁天池とインフィニティな手水舎。素敵ですなぁ。
御祭神は阿遅志貴高日子根命。
無人社である高天彦神社の兼務社で、 お札等はこちらで授与されています。
京都市の上賀茂神社、下鴨神社を始めとする全国のカモ(鴨・ 賀茂・加茂)神社の総本社。
鴨氏一族の発祥の地として、その氏神として祀られています。
この後に行く予定ですが、
「鴨氏はこの丘陵から奈良盆地に出て、 葛城川の岸辺に移った一族が鴨都波神社を、 東持田に移った一族が葛木御歳神社を祀った。後に、 高鴨神社を上鴨社、御歳神社を中鴨社、 鴨都波神社を下鴨社と呼ぶようになった」とされています。
拝殿にてお参りし、石段を降りた左右のエリアには境内社が散在しています。拝殿前同様、写真撮影禁止の場所もありますので、要注意です。
少しだけ紅葉が始まっていました。
楠木正成公の像もあり。正成公は葛城、金剛山界隈にも縁があるのですね。
ここはいつ来ても、涼やかで凛とした清々しさに満ちており、とても気持ちが良いです。
葛城氏もしかり、 古代豪族が群雄割拠していた古代の日本。
私は詳しくはありませんが、どのような風景だったのかなと思いを馳せてしまいます。