壬生寺から四条通りに戻る途中にある、元祇園梛(なぎ)神社。ずっと来てみたかったのですが、なかなか機会なく。やっと来れた。
狛犬さんたち。
左手が元祇園梛神社。
右手が隼神社。
同じ境内に二つの神社が並ぶ、京都でも珍しい形式のお社です。
社殿の屋根の作りが違うということが、よく分かります。
こちらは四条通りに面した入り口。人や車が行き交っていて、市街地の中にある事を感じさせる一方、境内は神社らしい聖地感もあり、当初想像していた以上に、不思議と和みました。
元々は、平安時代に疫病の流行を鎮めるため、播磨国から牛頭天王を勧請して、鎮疫祭を行ったのがここ。
後に、現在の祇園の八坂神社へお社が遷座。
播磨国なので、姫路の広峰神社から勧請されたようですね。
そのため、ここは元々、祇園の八坂神社があった場所ということで、「元祇園社」と呼ばれるようになったのだとか。御祭神は素盞嗚尊。牛頭天王ですね。
隼(はやぶさ)神社は延喜式にも名が残る由緒ある神社。大正時代にこの境内へ遷座したのだそうです。
御祭神は武甕槌神こと隼大神。
境内は綺麗に清掃されており、参拝客は絶え間なく数人ずつが現れては消えていく感じ。
左は地主神である田中神社。
右手は稲荷神社。
こちらのお社の白狐の狛狐に釘付け!
おそらく近現代に奉納されたものだと思います。リアルな雰囲気がかっこいい。
これはカリンかな?
風情のある手水鉢。
二つの社殿の間にある御神木、梛の木。
社名の由来にもなっていますが、ここにはかつて数万本の梛の木があったのだとか。
御供石。祇園祭由縁のもの。
この奥3mって、これ?これやな!注連縄あるもんな!と隙間から撮影。
こんな感じで参拝を終え、バスに乗り友人宅に到着。珈琲などを頂き、音楽を聞き、ゆったりさせてもらいました。
帰宅して洗濯物を取り込みながら見えた、東山連峰にハンターズムーン。