松江市、月照寺。素敵な名前だなと思い、急遽旅程に組み込みました。
静かな住宅街の奥の方にあります。
整然とした参道。
松江で一番有名な藩主、不昧公(ふまいこう)ご愛用の茶の湯の水。
書院にて受付をし、いざ。
こちらは本堂。
御本尊は阿弥陀如来。
創建は1664年(寛文4年)。
松江城の近く、歴代松江藩主松平家の菩提寺。
松平家九代までの各廟所があります。
境内は広くて、他にも人もおらず、とても静か。
直政公の墓所。家康公のお孫さん。
境内で一番大きなお墓。
なるほど、とても広い。
湿っていて、苔むしている箇所もあるので、足元注意。
七代不昧公の墓所。
威厳漂う廟門。
徳川の紋あり。
カマキリ発見。
振り返ったところ。ここから松江城が見えるように位置されています。
境内はこのように、各時代の藩主の墓所があります。
墓所独特の静謐な雰囲気です。
六代宗衍(むねのぶ)公の墓所の廟門にある木彫りの仁王さん。
これが、かつて夜になると松江の町を徘徊するという小泉八雲の随筆に登場する巨大亀形の寿蔵碑。
思っていたよりもかなり大きいので、思わず「うわっ」と声が出ました。
手足がすごい。
右手奥が墓所。
尻尾。長い気がする。
うわー、重そう。
頭を撫でると長生き出来るそうですよ。
季節によっては紫陽花が咲き乱れる境内。
静かな雰囲気とあいまって、綺麗でしょうね。
受付のある書院に戻り、中に入りました。
中は撮影自由です。
本堂に改めてお参りし、不昧公好みの茶室へ。
茶室大円庵。
書院広間から見えるお庭。
別料金で茶席を楽しむことも出来ます。
これは葵ですね。徳川家だなー。
これは確か、格式の高いお部屋に用いるという格天井(ごうてんじょう)。
墓所独特の雰囲気のあるお寺で、粗相無きよう、なんかちょっと緊張しました。
月照寺を後にし、この日は食いっぱぐれず、お昼にお蕎麦を!とお店に向かいました。月照寺からほど近いところにある「中国山地蕎麦工房ふなつ」。
駐車場の場所が分からなくて、10分近くうろうろしましたが、ほぼ待つことなく着席。
民芸風の小さなお店で、落ち着く雰囲気。
すぐに満席になり、あっという間に待ち客が出ていました。平日なのにすごいですね。
千鳥割子。
3段の割子蕎麦と、揚げ餅(そばがきを揚げたもの)、蕎麦ぜんざい付き。
奥出雲で作られた蕎麦の風味、食感、濃いめの出汁が美味しい!豪華な具材が乗ったもの、月見、とろろの3段あります。揚げ餅も蕎麦ぜんざいも優しく滋味があって美味しい。
なかなかの勢いで完食。大満足です。
こうして記事を書いていると、また千鳥割子食べたくなってくるほど美味しかったです。